ブルーレイDIGAはどう変わった?
今回、登場したブルーレイDIGAはBW900、BW800、BW700の3機種になり、全機種でデジタルWチューナーを搭載しています。前ラインアップでは下位機種「DMR-BR100」はデジタルチューナーがシングルでしたが、新ラインアップではすべての機種がデジタルWチューナーになりました。
また、全機種で4倍速のBD-Rドライブを搭載することで、転送速度は前機種の2倍となり、半分の時間でDR録画をダビングすることが可能になりました。H.264変換機能「AVCREC」も全機種が搭載しています。
最上位機種のBW900はオーディオの音質に気を遣っているとか、800/900は24p出力に対応しているなどの違いはありますが、従来と異なり、極端に上位機種、下位機種で機能が異なることはなくなりました。売れ筋はおそらく500GBのHDDを搭載した中位機種BW800になるのではないかと思います。
機種 | HDD容量 | 搭載チューナー |
DMR-BW900 | 1TB | デジタルWチューナー |
DMR-BW800 | 500MB | デジタルWチューナー |
DMR-BW700 | 250MB | デジタルWチューナー |
新ブルーレイDIGAラインアップ |
■より小型化したボディと消費電力低下が先進的
以前から、ブルーレイDIGAのボディは他社のブルーレイレコーダーよりも奥行きがなく、薄型なボディを持っていましたが、今回はより小型化されました。奥行きは19mm短くなり、厚さは実に26mmも薄くなり、次世代DVDではもっとも薄く、小さなボディを実現しています。
単に小型化しただけでは熱がこもり、電源ファンの音が大きくなってしまいますが、消費電力も低下しているため、十分な静音性を持っています。この小型化と省電力化は新採用された UniPhier(Universal Platform for High-quality Image Enhancing Revolution:ユニフィエ)チップのおかげで実現されています。高機能化しつつ省電力、小型化というのはデジタルデバイスの正しい進化だと言えるでしょう。
BW200 | BW700/800/900 | 従来比 | |
高さ | 85mm | 59mm | マイナス26mm |
奥行き | 332mm | 313mm | マイナス19mm |
消費電力 | 約56W | 約40/44/48W | マイナス約12W(BW800比) |
ボディサイズ・消費電力比較 |
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