ロケフリ接続の準備
■対応ルータ
ロケフリの使用にはユニバーサル・プラグ&プレイ対応のルータが必要になります。ベースステーション「LF-PK20」との組み合わせでの動作確認済み機器は以下のホームページで確認できます。ロケフリ利用時は当然、uPnP機能がオンになっている必要があります。
LF-PK20 UPnP動作確認済み機器一覧
■ファームウェアをチェック
ロケフリにPSPで接続してMPEG4 AVCで再生するためには、ベースステーション本体「LF-PK20」のシステムソフトウェアが現時点で最新のVer.4.0、PSPのファームウェアを現時点で最新の3.30にバージョンアップする必要があります。それ以下である場合、まずはアップデートする必要があります。
■接続設定
すでにロケフリがセットアップされ、PSPで無線LANが使える状態であれば、PSPでロケフリ映像を受信できるようにするのは簡単です。PSPのメニューで「ネットワーク」の「ロケーションフリープレイヤー」を実行し、後はメッセージに従ってセットアップするだけです。
メニューからロケーションフリープレイヤーを実行すると、接続設定や接続ができる。 |
設定後、メニューから「ロケーションフリープレイヤー」を実行すると、無線LAN接続の選択肢が表示されるので、接続したいものを選ぶとロケフリベースステーションに接続できます。
外出時や家のなかなど、必要に応じて接続する無線LANアクセスポイントを選択できる。 |
AVリモコンでレコーダーを遠隔操作
ロケフリの利点は赤外線ユニットによるリモートコントロールで、クライアント側から普通にレコーダーをリモコン感覚で操作できることです。これには、「AVマウス」という赤外線ユニットを使っています。これをレコーダーの受光部にセットして、リモコンと同じ信号を送ることで、レコーダーをリモート操作するわけです。
ロケフリでレコーダーをリモートコントロールするには、レコーダーの受光部の上にAVマウスをセットする必要がある。 |
■コントロールにはリモコンデータが必要
レコーダーの機種ごとにリモコンのコントロール信号が違うために、このリモコン機能を使うためにはレコーダーの機種データをダウンロードして、機種選択する必要があります。なお、リモコンデータを保存しておくためにPSPにメモリースティックDuoが刺してあることが必要になります。リモコンデータは現時点では2.4MB程度です。
このリモコンデータは、ロケーションフリーを起動し、メニューの「設定」>「リモコン設定」>「バージョン情報」で、リモコンデータのダウンロードホームページを表示し、ダウンロードすることができます。このリモコンデータは各社のレコーダーのデータがまとめてダウンロードできます。最近のレコーダーであれば、たいていのレコーダーに対応しています。
PSPでのリモコン対応機種は以下のホームページで確認できます。
PSP リモコン対応機種一覧
■リモコンでのコントロール
このリモコン機能でのコントロールはかなり優秀です。レコーダーのリモコンは、メーカーによって機能がかなり異なるのですが、それらの機能を再現し、適確にコントロールできます。ソニーはマルチリモコンなどでも優れた製品をリリースしているので、そのノウハウが生きているのでしょう。TVを見るだけでなく、録画を再生したり、DVDビデオを再生するなど、通常のレコーダー操作を実行できます。
ロケフリ+PSP環境ではレコーダー画面そのものが表示され、TVを見るだけでなく、録画再生でもDVDビデオ再生でも実行できる。リモコンは画面右に表示され、カーソルでポインタを移動させて、各種コマンドを実行できる。 |
次ページではワンセグとロケフリ+PSPの画質の違いや使用環境での優劣などに関する話をしていきます。