ハイビジョン録画のディスク記録はまさに快適
■録画のディスク記録はどうやる?
録画のディスクへの記録は、XMBメニューの「ビデオ」の「HDD→DISCダビング」で行うことができます。ハイビジョンでもSD録画でも同じ手順でダビングができ、複数の録画を選択して、一度に書き込んでしまうこともできます。
ダビングタイトルの選択は、番組名に加え、サムネイルを見ながら選択できるので、目的の録画を判断しやすい。 |
■Blu-rayDiscでのディスク記録
BDZ-V9に対応するTDK製1層(25GB)タイプの録画用BD-RE Ver.2.1メディア。初期(Ver.1.0)のブルーレイメディアと異なり、ケースに入っていないベアメディアになっている |
実際に地デジハイビジョン録画した番組をディスク記録してみると、3時間記録してもまだ容量があまるので不思議に思いましたが、CMカット編集をしていない場合、コマーシャルの部分などがハイビジョンでないと容量が少なくなるためのようです。これは映像によって容量が変わるDR録画ならではと言えるでしょう。何にしても、SP画質で2時間しか記録できないDVDに慣れていると、3時間のハイビジョン映像を高速記録できるとかなり快適な気分です。
■高画質なセルフエンコード
さて、V9ではデジタル放送をそのまま録画するDR録画に加え、目的のビットレートにエンコードして記録するセルフエンコードモードも搭載しています。セルフエンコードでの記録モードは次のようになります。なお、デジタル放送の録画でもアナログ放送の録画でもセルフエンコードはこれらのモードになります。DVDレコーダーよりは高いビットレートに設定されているのがわかります。
録画モード | 解像度(ドット) | ビットレート |
XR | 720 x 480 | 15.50Mbps |
SR | 720 x 480 | 7.89Mbps |
LR | 720 x 480 | 3.98Mbps |
ER | 352 x 480 | 1.99Mbps |
セルフエンコード録画モードの解像度とビットレート |
DVDレコーダーがハードディスクへの記録時に「MPEG2 PS」という形式を使っているのに対して、BDZ-V9、V7ではハードディスクに「MPEG2 TS」形式で記録します。TSはデジタル放送のMPEG2形式でもありますが、ブルーレイではディスクメディアへの映像記録にMPEG2 TS形式を使うことになっているので、V9では映像が常にTS形式で扱われていることになります。
なお、記録型DVDへ録画を記録する場合は、従来のXP、SP、LPなどの画質モードから選択することになります。
ところで、BD-REでもBD-Rでもメディアをはじめて使う前にはフォーマットが必要なのですが、BDZ-V9では未フォーマットディスクをセットすると自動的にフォーマット処理してくれるのが便利です。このフォーマットは30秒程度という短い時間でで終了します。
次ページではブルーレイならではの便利なポイントとその他の機能の紹介に加え、BDZ-V9のまとめをします。