解禁！えちぜん「カニ」鉄道

毎年11月に漁が解禁となる「越前ガニ」。言わずと知れた冬の味覚の代表ですが、越前ガニと呼ぶのは、福井県沖で獲れるズワイガニの雄のことなのだとか。これからの季節、越前ガニを求めての旅の途中にぜひ立ち寄りたいローカル鉄道と福井のカニ駅弁をご紹介しましょう。

まずは福井のカニ駅弁！

福井に着いたら、まずは鉄道旅行になくてはならない駅弁を調達しましょう。ここ福井には、いろんなカニ駅弁があります。

※価格はすべて消費税込です。

■越前かにめし（価格：1,100円／製造元：株式会社番匠本店）

福井カニ駅弁の代表「越前かにめし」

越前ガニの「赤肉・卵巣・味噌等の内蔵をほぐして炊き込んだご飯に、かにの足や肩の肉をあしらった」とパッケージの説明文にある通り、カニを満喫できる駅弁。カニ以外には入っていない、まさにカニづくし。容器にもカニがデザインされ、見た目にも楽しめます。大きさはちょっと小振りかな？と思うのですが、ぎっしり詰まったご飯は、意外にボリュームあり。

■香ばしい焼きかにめし（価格：1,250円／製造元：株式会社番匠本店）

焼がにが載る「香ばしい焼かにめし」

パッケージは前述の越前かにめしと似ているが、ふたを開けると、どーんと焼いたカニの足が載っている。ご飯は「カニを丸ごとボイルした旨みのエッセンスともいえる出し汁を加え、素朴に炊きあげました」とある。その名の通り、香ばしいカニの香りが食欲をそそるぜいたくな気分の駅弁。

■越前ちゅんちゅんかにめし（価格：1,500円／製造元：株式会社番匠本店）

「ちゅんちゅん」とは福井弁で「アツアツ」のことで、箱から出ているひもを引っ張ると中身が加熱される仕掛けの駅弁。他のかにめしと同様、カニの出し汁などで炊いたご飯に「ズワイガニの雄の棒肉と雌の甲羅の中身」がふんだんに載り、カニ味噌も添えられる。11月～3月までの期間限定販売。


さあ駅弁の準備ができたら、越前ガニの故郷三国へ向かうべく、えちぜん鉄道の車両に乗り込みましょう。