鉄道/観光・イベント列車

マンガッタンライナーで萬画のくに石巻へ(2ページ目)

仙台と石巻を結ぶ仙石線では、子どもも大人も思わず顔がほころんでしまう、楽しいマンガ列車『マンガッタンライナー』が運行中。そんな遊びゴコロ満載の列車で、マンガの国へぶらりと出かけてみませんか?

執筆者:高橋 良算

萬画の国へ、マンガッタンライナー発進!

では、早速『マンガッタンライナー』に乗車して石巻へ出発しましょう。

仙台駅
仙石線ホームへの通路でロボコン発見!
仙石線は、仙台駅の地下にある9・10番ホームに発着します。しかし全ての列車は、一つお隣の、あおば通駅が始発になるので、「どうしても座って行きたい!」という方は、そちらから乗車すると良いかも知れません。

『マンガッタンライナー』車両で運転される列車は、大型の時刻表を見るとすぐにわかります。もし手元に時刻表がないという方は、JRの駅の「みどりの窓口」などに行き、備え付けの時刻表を確認されると良いでしょう。ちなみに、小型の「コンパス時刻表」(交通新聞社発行)などには時刻しか載っていません。

土休日に3往復運行されますが、あおば通10時08分発の快速列車のみ、「ロボコン」の声で車内アナウンスがあります。「次は仙台だよ」とか「石巻にはボクの仲間がいっぱいいるよ」など、とっても楽しい演出。

車窓に松島湾を望む
車窓から風光明媚な松島湾を望む
さて、仙台駅を発車した電車は、陸前原ノ町駅を過ぎると地上に出ます。しばらくは仙台の市街地を走りますが、快速列車で20分程の本塩釜駅を過ぎると、進行方向右側の車窓に、いよいよ松島湾がチラチラと見えてきます。海沿いを走るのに、意外とトンネルが多いです。陸前富山~東名間で再び海を眺め、野蒜(のびる)駅を発車すると、石巻まではあと20分程です。


これが『マンガッタンライナー』だ!

実はこの『マンガッタンライナー』に使用されている車両は、山手線で使われていた205系という車両を改造したもの。

最近、山手線には新しい車両が走っていますが、この新型車両(E231系)導入により、それまで使われていた車両たちが第二の人生を送ることになったのが、ここ仙石線でした。山手線時代にはなかったトイレや、シートアレンジが変えられる「2WAYシート」の設置など、都会で使い古した(失礼)車両とは思えないほど、見違えるように改造が施されています。

では『マンガッタンライナー』の各車両をご紹介しましょう。

マンガッタンライナー編成

4両編成の車両いっぱいに、楽しいキャラクターが所狭しと描かれていますね。車内にも、石ノ森キャラクターのシルエットがたくさん見られます(トイレの中にも・・・)。車内ドア脇の広告スペースには、著名な漫画家の方々から、マンガッタンライナーに寄せられた色紙も飾られていますので、ファンは必見です。

→次は石巻の駅舎ウォッチングと市内散策です
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