カフェと西洋館
サクランボのタルト |
6、外交官の家のコーディネート
有田焼を使って (c)(財)横浜市緑の協会 |
外交官の家 |
大花瓶 |
飾り皿 画面をクリックすると拡大画面が見られます。 |
外交官の家 |
イタリア山庭園 |
7、ブラフ18番館のコーディネート
器は、横浜焼 (c)(財)横浜市緑の協会 |
ブラフ18番館 |
日本の西洋料理やテーブルセッテイングの歴史
16世紀にポルトガル人、その後17世紀にはオランダ人により、日本に西洋の料理や食文化がわずかずつ入ってきました。幕末には長崎、神戸、横浜、函館などの開港とともに、日本に西洋化の波がおしよせます。1868年(明治元年)になると築地に外国人居留地が設けられ、外国人向けホテル「築地ホテル館」もできました。西洋料理は、国の西欧化政策により、宮中を中心に、外交の手段として浸透していきます。テーブルセッテイングやテーブルマナーはイギリス方式を、料理はフランス料理を主に取り入れました。最後に、ご参考までに、横浜の歴史についてもご紹介しましょう。横浜の歴史
1858年(安政5年)の日米修好通商条約締結によって、1859年横浜開港。続いて同様の条約を結んだオランダ・ロシア・イギリス・フランスとも交流がはじまり、外国人居留地が設けられました。1859年、日本家屋を使ったオランダ人経営の「横浜ホテル」がオープン。日本初の外国人向けのホテルです。ホテルには、ベーカリーとバーもあり、西洋料理も出していました。その後横浜市内にも西洋化の波は押し寄せ、牛なべ、アイスクリーム、ガス灯型の街灯、馬車専用の馬車道や松や柳の街路樹、西洋瓦やレンガ、タイルの製造工場もおめみえします。一方1868年(明治元年)に東京築地にも外国人居留地が設けられ、外国人向けホテル「築地ホテル館」もできています。こうして徐々に、外国人の商業活動の中心は、横浜から東京に移っていくことになります。歴史ある横浜山手の街を、半日かけてゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。
取材協力:(財)横浜市緑の協会
TEL:045-309-2220 FAX:045-260-6667
*お知らせ:毎年、ハロウィーンやクリスマスの時期にも7つの西洋館では、フラワ-アレンジとテーブルコーディネートのイベントを開催しています。
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・全国伝統的工芸品センター
陶磁器、漆器など全国伝統的工芸品が一同に見れるサイトです。
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