ボンボニエール
ボンボニエール (c)東京都庭園美術館 画面をクリックすると拡大画面が見られます。 |
(今上天皇ご誕生祝宴)(個人蔵)
*犬張り子形のボンボ二エールは前期のみの展示です。
昔からヨーロッパでは子供の誕生祝や結婚式、復活祭などの祝いのときに、色とりどりの砂糖菓子をボンボニエール(キャンディーボックス)に入れて、卓上に飾る習慣がありました。日本では明治以降、皇室や宮家でのお祝い事のさいに、特別製のボンボニエールを贈答に使うようになりました。このボンボニエールは今上天皇がお生まれになったさいのお祝いの品です。
ボンボニエール (c)東京都庭園美術館 *画面をクリックすると拡大画面が見られます。 |
(朝香宮正彦殿下ご結婚)(個人蔵)
ボンボニエール (c)東京都庭園美術館 *画面をクリックすると拡大画面が見られます。 |
(明治天皇大婚25年祝宴晩餐会)(個人蔵)
明治天皇の結婚25周年を祝賀するためのボンボニエール。丹精をこめた職人の手仕事による見事な作品。
■アール・デコ:
アール・デコという言葉はいまや一般的に認知されていますが、その意味を正確に知っておきたいものです。
アール・デコとは「装飾美術」という意味で、工芸・グラフィック・ファッションなどのデザイン思潮です。アール・ヌーヴォー様式(自然をモチーフとした曲線を強調)への反動から生まれました。
機械文明を肯定し、無機的な直線と立体の構成や単純化された幾何学模様にその特徴があります。1925年のパリ現代装飾美術・工業美術国際博覧会で知られるようになったため、1925年様式とも呼ばれます。
■東京都庭園美術館は建物自体が美術品といえます。
展示される美術作品と、建物、内部の装飾とのコラボレーションから生み出される空間は通常の美術館では体験できないものです。
1993年に開催された展示ポスター (c)東京都庭園美術館 *画面をクリックすると拡大画面が見られます。 |
さまざまな催しが行われる機会にぜひ一度足をお運びになってはいかがでしょうか。
・会期中は特別企画として、限定エリアでの館内撮影が可能です。
(ただし、ストロボ・フラッシュ・一脚・三脚の使用は出来ません)
・茶室「光華」を月曜限定で公開します。
■東京都庭園美術館
住所:港区白金台5-21-9
電話:03-3443-0201
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎月第2・第4水曜日(祝祭日の場合は開館し、翌日休館)
夏の夕方セット券(入館&カフェドリンクセット1,000円)を販売します。
3時以降の入館ならこちらのセット券がお得です!
午後3時以降有効の「入館券」と「Cafe茶洒 kanetanaka」のセット券です。
ドリンクは「ビールセット」、またはコーヒー、紅茶等の「お茶セット」のいずれかからお選びいただけます。
*販売及び有効期間7月8日(土)~10月1日(日)[展覧会開催期間]
*お買い求めの当日に限らず、有効期間内であれば、入館券、カフェ券ともにご使用いただけます。
*カフェチケットは正門横「cafe茶洒 kanetanaka」のみでご利用いただけます。 館内ラウンジカフェではご利用いただけませんのでご注意下さい。
「Cafe 茶洒 kanetanaka」
営業時間:10:00~22:00時(ラストオーダーは21:00)
定休日:12月28日~1月3日
※美術館の休館日(毎月第2・第4水曜日)も営業。
電話番号:03-3442-7877
7月8日(土)~10月1日(日)[展覧会開催期間]
一般800(640)円、大学生[専修・各種学校を含む]640(510)円、高校生および65歳以上400(320)円
*( )内は20名以上の団体料金。
*未就学児、小・中学生、障害のある方とその介護者一名、教育活動として教師の引率する都内の小・中・高校生とその教師は無料。(要申請)
*第3水曜日(7/19、8/16、9/20)は、65歳以上の方は無料
主催=財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館
【関連記事】
北欧のスタイリッシュ・デザイン展レポート