テーブルコーディネート/テーブルコーディネート関連情報

おしゃれなひなまつりのコーディネート

陶人形のお雛様や、雛道具の高杯(たかつき)を実際の食器として使った、ユニークでおしゃれなコーディネートをご説明します。また、伝統食器を使ってセンスアップするアイデアもご紹介します。

執筆者:長谷川 貴子

和食器のイメージ
ピンクのテーブルクロスを使ってコーディネート

今回のひなまつりのテーブルは可愛い陶人形のお雛様のフィギュアーや、雛道具の高杯(たかつき)を実際の食器として使った、ユニークでおしゃれなコーディネートをご説明します。また、伝統食器を使ってセンスアップするアイデアもご紹介します。

可愛い陶人形のお雛様を食卓に飾る

お雛様とお花を飾りました
陶器でできたお雛様をテーブルにおくだけでひなまつりの雰囲気がでます。もともと西洋の食卓では、演出のためにフィギュアーとして陶磁器でできた人形を飾りました。フィギュアーは、人形をあらわすフィギュリンという言葉からきています。王侯貴族の食卓を飾ったドイツのマイセン人形やイギリスのドルトン人形は有名です。

今回使った雛人形は、本来の人形と違い陶器でできているため、フィギュアーとしてテーブルに飾っても違和感がありません。


雛道具の高杯(たかつき)を実際に使ってみましょう

雛道具の高杯(たかつき)を食器として実際に使ってみましょう
菱餅を盛る菱台(ひしだい)や雛菓子を盛る高杯(たかつき)などは、雛道具としては飾りますが、現代の生活で使うことはまずありません。

今回使用した高杯は、16世紀駿河の今川氏の時代から生産されている伝統的工芸品、静岡駿河雛具です。今回飾ったこの雛道具は大きいので、実際にお菓子を盛り付けて使うこともできます。いかにもひなまつりらしい雰囲気になりました。


伝統の美 椿皿がセンスアップの決め手

朱塗りの椿皿
椿皿は低い高台(足)を持つ独特の美しさがあり、椿の花を横から見た形に似ていることから、椿皿(つばき皿)と呼ばれています。茶席や、節句、来客のおもなしによく使われます。ひなまつりのような伝統行事のテーブルではお菓子やお料理の取り皿に使うことができ、漆器がかもし出す上品で高貴な和の雰囲気は、コーディネートのセンスアップに抜群の力を発揮してくれます。


白木塗のお盆に花の形の小皿をのせておしゃれに華やかに

花の形の磁器の小皿がひなまつりの華やかさを増します。
越前の白木塗の長方形のお盆に、小皿を等間隔に並べました。わくわくするような華やかでおしゃれなムードになります。白木塗は日本的な優しさと柔らかい雰囲気や、細かい美しい木目が特長です。ウレタン塗装されているので丈夫です。板はタモ材、縁にはナラ材を使用しています。漆器、陶器、磁器、ガラスなどいろいろな素材にあいます。お持ちの食器でいろいろと組み合わせを楽しんでください。


次ページでは、使用食器など【コーディネートレシピ】を紹介しましょう!
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