パナソニックのハイビジョンビデオカメラ「HDC-SD100」は、3個のMOSセンサーを搭載した高画質なビデオカメラです。その使い勝手、画質はどうなのかなどをレビューしてみました。
小型ボディにタフな機能がギッシリ
▲パナソニックのデジタルハイビジョンビデオカメラ「HDC-SD100」 |
パナソニックの新しいデジタルハイビジョンビデオカメラ「HDC-SD100」は、映像を色鮮やかに残すために、3個のMOSセンサーを搭載した「3MOS」が特徴。3MOSは、光の3原色(R,G,B)をそれぞれ専用のMOSセンサーで受光・処理するため、MOSが1個の場合より色鮮やかな映像を残せるというメリットがあります。
また、レンズには、初めてカメラメーカーで有名なライカのマルチコートレンズを採用。これにより、解像度やコントラストが大幅に向上し、より美しくてクリアーな映像が撮れるようになりました。
▲カメラの名門ライカのレンズを搭載し、解像度やコントラストが大幅に改善された。 |
これまでにも、パナソニックは3CCD(CCDを3個搭載)ビデオカメラなどを積極的に送り出してきただけに、そのテクノロジーは十分に実績が蓄積されています。事実、MOSを3個も搭載すればボディが大きくなってしまうのは必至ですが、それを見事に小型なボディに詰め込んでいます。このあたり、さすが3CCDで養った技術ですね。
▲女性の手にもスッポリと収まるサイズ。ちょっと大きめのグラスを握った感じでしょうか。 |
SD100を手にすると、「おっ!」と驚くのが、その軽さです。3MOSだからある程度の重量を覚悟していたのですが、その期待を見事に裏切ってくれ、とても軽いのです。その理由の1つが、記録メディアでしょう。やはり、これまでのパナソニックのビデオカメラの主流はSDメモリーカードでしたが、SD100も、その名前からわかるように、記録メディアはSDメモリーカードです。
▲記録メディアがSDメモリーカードなのも、軽さに大きく貢献。 |
SD100には、容量が8GBのSDメモリーカードが標準で付属しており、表にあるような記録時間が実現できます。ちなみに、32GBという大容量のSDメモリーカードでの録画時間も併記しておきました。
モード |
8GB |
32GB |
HAモード(1920X1080)17Mbps |
約60分 |
約240分 |
HGモード(1920X1080)13Mbps |
約80分 |
約320分 |
HXモード(1920X1080)9Mbps |
約120分 |
約480分 |
HEモード(1440X1080)6Mbps |
約180分 |
約720分 |