ソニーのウォークマン Aシリーズ「NW-A828」を試用し、このビデオウォークマンで利用できる映像データ作成方法を探ってみました。意外にも、iPod用の映像データが最適でした。
ウォークマン Aシリーズでビデオ再生
ソニーの「ウォークマン Aシリーズ」は、2.4型の大画面液晶を搭載した、ビデオ対応のウォークマン。気になるのは、どのような形式の映像をどのように表示してくれるのかという点です。
▲ソニーのウォークマン Aシリーズ「NW-A828」。 |
たとえば、再生可能な映像のファイル形式はどのようなものなのか。その映像データを作成するには、専用のツールが必要なのか、あるいはどのようなツールでも作成できるのかが気になり、ウォークマン Aシリーズから「NW-A828」をお借りし、その点を探ってみました。その結果をご報告いたしましょう。
●付属するツール
ウォークマン Aシリーズ「NW-A828」には、アプリケーションの「SonicStage CP」、「Media Manager for WALKMAN」、「WALKMAN Launcher」が付属しています。このうち、ビデオに関しては「Media Manager for WALKMAN」を利用しますが、このアプリケーションは、「WALKMAN Launcher」から起動できます。
▲「WALKMAN Launcher」から「Media Manager for WALKMAN」を起動する。 |
▲起動した「Media Manager for WALKMAN」。ビデオの再生も可能。 |
この「Media Manager for WALKMAN」は、ウォークマン用の映像データを編集/作成するとかあるいは他の映像データをウォークマン用データに変換するといった機能は備えていません。単に、ハードディスク上にある映像データをウォークマンに転送するという働きをします。
●利用できるファイル形式
とろこで、「Media Manager for WALKMAN」のマニュアルによると、「Media Manager for WALKMAN」からウォークマンに転送できるビデオファイルの形式は、次のように記載されています。
・QVGAサイズ(320x240)の.mp4ビデオファイル形式 ・MPEG4シンプルプロファイルか、AVCベースラインプロファイル v1.2、v1.3のプロファイルに準拠 |
ということで、ようするに、MPEG4シンプルプロファイルか、AVCベースラインプロファイル v1.2、v1.3という、どちらかのプロファイルに準拠したQVGAサイズのMEPG4ファイルを利用してください、ということなのですね。