インタービデオジャパン(株)から、ビギナー向けビデオ編集の定番ソフトVideoStudioの新バージョン、「Ulead VideoStudio 11」が発表されました。今回は、新機能などを中心に、新バージョンの特徴を探ってみましょう。
AVCHDカメラに対応
▲「Ulead VideoStudio 11」 |
そうした状況の中、ビギナーに人気のVideoStudioが対応したとういのは、AVCHDタイプのビデオカメラユーザーにとって嬉しい話しです。前バージョンからHDV形式には対応しているので、AVCHDにも対応したことで、DVからHDV、AVCHDと形式を選ばずビデオ編集ができるようになったわけです。これで、DVやHDV、AVCHDなどビデオカメラのタイプを気にせず、安心してビデオ編集ができます。
●3つのモードを使い分ける
VideoStudio 11を起動すると、モードを選択するメインメニューが表示されます。これは前バージョンと変わりありませんが、AVCHDに対応したことから、次のようなモード選択が可能です。
▲モードの選択メニュー |
- VideoStudio
「標準モード」と呼ばれるモードで、映像のキャプチャからDVD-Videoの作成まで、マウス操作で自在にビデオ編集ができるメインモード。AVCHD対応。
- おまかせモード
テンプレートから編集スタイルを選ぶだけで、自動的に編集を行ってくれるモード。AVCHDに対応したほか、最大5本のビデオトラックが利用できるようになるなど、マルチトラックもサポート。
- クイックDVDウィザード
AVCHDには未対応だが、DVテープをスキャンし、選択したシーンだけでDVD-Video作成ができるモード。
●HDV形式での録画が可能
HDV形式で取り込んだ映ぞを編集したら、その結果をHDVカメラに書き戻すことができます。編集結果を、ハイビジョン品質で録画できるということですね。
▲多彩な出力が可能。「HDV録画」も選択が可能だ。 |
たとえば、DVテープからキャプチャしたSD映像をHDV録画するなんてこともできます。ただし、SD画質がHDの高画質に変換されるというわけではないので、誤解のないように。HDVの規格に沿ったフレームサイズに変換されるということです。でも、大画面TVなどで見るには、なかなかベストな方法です。