カノープスのビデオ編集ソフト「EDIUS Pro」の最新バージョン、「EDIUS Pro version 4」が発売されました。今回、本ソフトを試用するチャンスがありましたので、その概要をご報告したいと思います。
パフォーマンスの向上がポイント
▲「EDIUS Pro version 4」 |
カノープスのビデオ編集ソフト「EDIUS」については、昨年の8月に当ガイドでもご紹介したのですが、そのバージョンアップ版である「EDIUS Pro version 4」が発売されました。主な特徴をまとめると、次のようになります。
- レンダリングがより高速になった
- MPEGの編集・変換速度が向上した
- 各種フォーマットの映像を混在して編集ができる
- システムリソースの使用量が前バージョンの半分になった
- 表現力アップと操作性向上の新機能を装備
▲「EDIUS Pro version 4」のインターフェイス。前バージョンとイメージは変わらないが、使いやすい機能やボタンが数多く搭載されている。 |
「EDIUS Pro version 4」は、心臓部ともいえる演算エンジン部分を根本から改良した結果、エンコードは従来の約2倍、レンダリング速度は約1.5倍というパフォーマンスの向上を実現しています。HDV映像のエンコードに関しては、前バージョン同様に、放送局でも利用されているという高画質高圧縮が特徴のオリジナルコーデック「Canopus HQ Codec」を採用し、HDの高画質を維持しながらフレーム内圧縮によって圧縮されたデータは、快適な編集作業を提供してくれています。