Windowsでのビデ編集ソフトのスタンダードといえば、アドビシステムズの「Premiere Pro」。そのPremiereがバージョンアップし、『Premiere Pro 2.0』として登場します。今回は、その新機能を含め、注目したいポイントを解説しましょう。
リアルタイムHDV編集
ソニーのHDVカメラ、HDR-HC1の登場以来、パソコンでのHDV編集が標準化されつつある中、なかなか「これは!」といえる、HDVをリアルタイムで編集するというソフトが登場してきませんでした。しかし、ようやくアドビシステムズから、標準でHDVのリアルタイム編集に対応した「Adobe Premiere Pro 2.0」が登場しました。
リアルタイム編集ですから、HDVカメラからHDV形式のまま映像を取り込み、編集/出力ができるということです。ただし、パソコンにはそれなりのスペックが要求されますが、それさえクリアーすれば、いままでのSD形式でのビデオ編集と感覚的には全く違いがありません。唯一、ファイル出力時にとても時間が掛かるという点が、違いといえば違いでしょうか・・・。
なお、HDV以外のSDに関しては、これまでどおり快適なビデオ編集環境が提供されています。できれば、既存のPremiereユーザーには、アップグレードをおすすめします。