ハイビジョンタイプのハンディなビデオカメラとして注目されている、ソニーの「HDR-HC1」。本機をソニーさんよりお借りできたので、その試用感などをご報告しましょう。機能的な面よりも使い勝手の面を中心にまとめてみました。

ファーストインプレッション

ソニーさんより「HDR-HC1」(以下「HC1」と省略)が届いたとき、まずそのケースの大きさにびっくり。想像していたサイズよりもずっと小さいのです。というより、通常のハンディカムと同じ大きさ程度なのです。さらに、開けてびっくり。本体の大きさも、DCR-HC1000など普通のハンディカムより一回り大きいかな、というサイズ。手にしてみた写真をご覧頂ければわかるように、この大きさなのです!

以前、NHKのスペシャル番組でハイビジョンの開発秘話的な放送を見たときには、その圧倒的な大きさのカメラにびっくりし、初めて民生用のハイビジョンカメラとして登場した日本ビクターの「GR-HD1」を見たときには、今度はその小型化にびっくりしたものです。

こんなに小さなサイズなのです。
レンズ回りの鏡筒が太いのも特徴? レンズは定番となった「Carl Zeiss」。

そして、ソニーの「HDR-FX1」が登場したときには、大きさも価格も、ハイビジョンだからこんな感じだよなぁと納得できるもので、だからといって手が出せるレベルじゃないよなというレベルにありました。

しかし、HC1の登場は、これまでのハイビジョンカメラに対するイメージをガラッと変えてくれるほど衝撃的でした。もちろん、サイズにもびっくりしたのですが、価格も10万円台と、なんともリーズナブルな価格設定じゃないですか! これなら、ちょっとガンバレばなんとか手が出せるな、という価格帯なのです。「ハイビジョンも我々の手の中に入るようになったんだ」というのが、率直な感想です。

それにしても、この価格。他のメーカーにとっては驚異でしょうね。だって、今後発売されるエンドユーザー向けのハイビジョンビデオカメラは、この価格が基準になるわけですからねぇ。

使い勝手はどうよ

さて、早速HC1を利用して撮影をしてみました。撮影に関しては、ハイビジョンだからといって特別な設定やオプション製品などがあるわけではありません。普通に使っているminiDVテープを、本体底面のふたを開けてセットすれば準備OK。あとは、液晶パネルを見ながら撮影ボタンをオンにするだけです。

本体底面から、カセット挿入用のふたを開ける方式。三脚などにセットしてあると、テープ交換がちょっと面倒。

うーむ。「普通のSDタイプのビデオカメラと同じ」なのです。ハイビジョン撮影なのだから、ちょと小難しい設定やらボタンがあって…という儀式は一切なしなのです。「これではレポートすることがないじゃない」というのが、正直なレポートといえます。