EDIUSでの編集作業
■取り込みの準備
EDIUSでのHDV編集の最初の作業が、プロジェクトの設定。HDV編集に限らず、これはどのビデオ編集ソフトでも同じだが、HDV専用のプリセットが用意されている点が、ほかのDV編集と違うところ。EDIUSにも、「HDV 1080/60i」というプリセットが準備されています。これがHC1で撮影した映像を編集するためのプリセット。まずこれを選びます。
▲「プリセットの一覧」から「HDV 1080/60i」を選択する |
個人的には、こうしたセット内容を見ると、HDV編集するのだなぁと実感できるのですが、それって変でしょうか・・・。
■映像の取り込み
EDIUSの場合、HDV形式の映像を「HQコーデック」を利用してHQ AVI形式に変換して編集を行うのですが、このHQ AVI形式の変換方法によって、映像の取り込み方法が2種類あります。
1・HDV形式の映像をリアルタイムでHQ形式に変換しながら取り込む
2・一度HDV形式(MEPG-TS)で取り込み、あとからHQ形式に変換する
最初に、1の方法で取り込んでみたのですが、さすがに筆者のスペックでは太刀打ちできず、約10秒ほど取り込んだ時点で、作業を中断してしまいました。発表会のときにはCPUに「Pentium D」を搭載したマシンだったので、それを見る限りでは、通常のDV編集のときと同じスムーズさで操作できていました。
そこで、2の方法ですが、これは「MPEG Capture」という取り込み専用のプログラムを起動し、一度HDV形式のまま取り込みます。そして、取り込んだ後、HQ形式に変換します。実は、この作業をもう1台のマシンでも行ってみました。下のスペックを見る限り、標準的なマシンですね。
実行スペックCPU&メモリ | Pentium 4 2.53GHz/ 512MB |
で、取り込みに関してはまったく問題なし。HDV形式でそっくり取り込めるのですが、ただし、ファイルサイズが異常に大きくなるので、それなりのディスク容量が必要になります。
▲「MPEG Capture」を起動してHDV形式で取り込み、HQ形式に変換する |