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ハイビジョン映像をビデオ編集する(1) Premiere ProでHDV編集(2ページ目)

ハイビジョンビデオカメラ「HDR-HC1」で撮影した映像を、Windows系のビデオ編集ソフトで取り込み/編集する場合のポイントについてまとめてみました。これからのハイビジョンビデオ編集の参考にしてください。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

編集タイプについて

HDV編集では、映像データをどのように扱うかによって、タイプが別れています。大まかに別けると、次の3つのタイプになります。どの方法にも一長一短があり、選択も難しいところです。

オリジナルタイプ HDV形式のまま取り込み、そのまま編集/出力するタイプ。

:通常のビデオ編集と同じで画質劣化もほとんどない。
×:高性能なハードウェアスペックを要求。

変換タイプ HDV形式の映像を他の形式に変換しながら取込み、編集/出力するタイプ。

:取り込んだ映像は編集しやすい状態に圧縮されている。
×:取り込み時の圧縮にパソコン能力が要求される

プロキシタイプ HDV形式の映像から「プロキシファイル」という仮の映像を生成し、それを利用して編集。最終的には、プロキシファイルの編集結果を利用し、元のHDVファイルから映像を取り出すタイプ。

:非力なパソコンでも編集ができる
×:プロキシファイル生成に時間が掛かる

編集に利用したマシンスペック

このあと、HC1からの映像の取り込み、編集について解説しますが、その時に利用したパソコンのスペックを紹介しておきます。自作としては、平均的なスペックで、一般的な市販パソコンの中級クラスのパソコンと考えてください。

もちろん、よりハイスペックならパキパキ動くのはわかっているのですが、それでは、実際に自分が使ってみたらどうなの? ということがわかりません。ということで、このようなスペックのマシンを使ってみました。個人的にも、このレベルならほとんどの作業に問題はないのですが・・・。

CPU Pentium 4 530 (LGA775/FSB800/3.0GHz)
HDD 80GB×160GB
メモリ 1GB
ベアボーンキット Aopen 「XC Cube EZ915」
ビデオカード 玄人志向「GF66-E128H」

Premiere Pro 1.5を使ってみた

プラグインのセットアップ

今回もソニーさんからHC1をお借りして、ビデオ編集にチャレンジしてみました。利用したのは「Adobe Premiere Pro 1.5」。このソフトの場合、ノーマル状態ではHDVに対応していません。AdobeのWebサイトからHDV対応のプラグイン「Premiere Pro 1.5.1アップデータ 」をダウンロードし、これを組み込むことでHDV編集に対応します。これで、バージョンが1.5.1になります。

なお、アップデータを組み込んだPremiere Pro 1.5.1でHDV編集する推奨スペックは以下のとおりです。

推奨スペックCPU デュアルHTテクノロジー対応Pentium 4 3.2GHz以上

プラグインをセットアップ中の画面
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