シンプルライフ/モノを減らす・片付ける

少ない服でもおしゃれになれる?(2ページ目)

おしゃれは楽しみたい、服を買うのは楽しいけれど、気づくとなぜかいつも「収納しきれないのに、着ない服」の山が……。ファッションとシンプルライフの両立はムリなの!?

金子 由紀子

金子 由紀子

シンプルライフ ガイド

子供の頃より「シンプル」「ミニマム」に関心を抱く。学生時代より10年間の一人暮らし賃貸住まい時代に、少ないモノで楽しく暮らすノウハウを模索。出版社にて書籍編集に携わったのちフリーランスに。結婚後二児を得て、新たなシンプルライフの構築にいそしむ日々。

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あの頃の服も、今っぽくできるの?

バブルのスーツもよみがえる!

「最近、ちょうどバブル期にOLになった女性が、当時のお洋服を持ち込まれるケースが多いですね」

見れば、40代のガイドには懐かしい、あの派手派手カラー・分厚い肩パットのバブリーなスーツが、飛ぶように売れたマックスマーラのキャメルのコートが、金ボタンの紺ブレが!

「こ、これもリフォームできるんですか?」
「できますよ。全体のシルエットを、今の時代に合わせてコンパクトにして、肩パットを薄いものに換え、ディテールに工夫をすれば」

ちなみに、バブル期の服は、シルエットがゆったりしているから、リフォームしやすいけれど、今のようなタイトなシルエットの服だと難しいかも、とのことでした。


リフォームには手間がかかる…

新保さんは、ジーンズの裾上げだって受けています。ところが、フツーの町のお直し工房と違うところは、たとえ裾上げでも、裾だけではなくあちこちにマチ針を打って検証し、全部ほどいて縫い直したりするところ。

「単に丈を切っただけでは、長さは合うかもしれないけど、全体のシルエットが崩れておかしな感じになるでしょ。膝のポイントをその方に合わせて変えなくてはならないから、たとえ裾上げひとつでも、全体を縫い直すこともあるの」

そう、新保さんのやり方は、まるでオートクチュールです。お直しといえど、お客様は鏡の前で仮縫いをし、縫製の段階でも、一針縫ってはアイロンをかけ、という具合に、驚くほど丁寧な作業を繰り返します。贅沢ですね!

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