まさか掃除が足りないなんて‥ |
モノより問題な「ライフスタイル」
見た目の統一感は、意外に簡単に演出することができますが、実はそれより深刻なのが、持ち寄り所帯のライフスタイルです。
持ち寄り所帯では、「結婚で一新」派カップルに比べ、生活が一変するストレスを感じずに済んだ反面、結婚生活の始まりに対する自覚が低かった傾向にあります。そのため、それまでのライフスタイルを引きずってしまいがち。
結婚前からの趣味やコレクションを途切れることなく続けていたり、若い頃の洋服や靴が捨てられなかったりと、モノが増える傾向にあるだけでなく、家事のやり方にも問題が生じている場合があります。
持ち寄り所帯は散らかりやすい!?
たとえば、独身時代は掃除や洗濯の頻度は、低くても大丈夫でした。しかし、二人になれば、散らかり方・汚れ方は加速します。それに気づかず、それまでの習慣を引きずっていると、何となく家が片付かなくなってくる。しかしそれを、「相手のせいだ」
と思い込み、習慣を変えることをしないと、片付かないだけでなく、ストレスが溜まります。
「今日から二人の生活が始まる!」
と、何もかも新しいモノに囲まれて「新婚生活」をスタートさせる「結婚で一新」派とは、この点でも違ってきます。
これで子供が生まれたら、タイヘンなことに! |
ここに子供が生まれると、問題は一挙にエスカレートし、家事のメイン担当者が同時に育児担当者でもある場合、深刻なストレス要因となりかねません。第一子出産までの二人暮し期間が長く、出産直前まで共働きを続けていたりすると、その傾向はますます強くなります。
じっくり暮らしを考える楽しみ
家具はお金をかけたり、ちょっとした手間をかけたりすれば、比較的すぐに変えることができますが、生活習慣はそうはいきません。でも、現在感じているストレスの理由が、持ち寄り所帯的ライフスタイルにあったことに気づくことで、少しずつ家事の癖ややり方を変えていくことはできるのではないでしょうか。持ち寄り所帯には、二人でじっくり暮らしを築き上げていくという楽しみもあります。これからどんな暮らし方をしたいのか、そのために何が必要なのかをイメージすることで、二人の描く理想を実現していってください。
※もちろん、ジミ婚家庭でも片付いているお宅はたくさんありますから、この記事はあくまで「傾向」に過ぎません。逆に、非ジミ婚だった方でも、共同生活の始まりへの自覚が低かった場合、この記事のようなことになっている場合もあるでしょうね‥。
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