子供に必要なのは、モノより時間?(写真提供: esupply) |
インド的シンプルさ、インド的豊かさ
いかがでしたか? ミトラ恭子さんのインド・レポート。もちろん、インドの社会は複雑で、インドの人も家庭もさまざまなので、そのまま一般化することはできませんが、「モノがないのに、というかないから、ゆったりと暮らす」インド的暮らし方、ある意味、お金で買えない豊かさがあるように感じられます。
ガイドも以前インドに行ったとき、一般のお宅を覗く機会がありました。家具らしいものはほとんどなく、少しの本、少しの衣類がきちんと部屋の隅に重ねて置かれ、暑かったけれど、いっぱいに風が吹き抜けて心地よさげでした。
ミトラさんのおっしゃる、
「モノがないこと、時間の観念がないこと」、
それはつまり、
「モノがない=時間がたっぷりある」
を意味しているように感じます。
タクシーの料金交渉のお話にみるように、インドの人は人とのかかわりを面倒がりませんし、恐れません。それは、人々の暮らしが、お手紙にあるようなゆったりした時の流れの中にあるからでしょうか。それこそがインドの持つ最大の魅力と、底知れぬエネルギーの源であるように思います。
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