「これならできる」レベルを見極める
それまで温かい目で見守って(放置して?)おいて、「お風呂の時間だ、ハイハイ片付けて!」と突然親の望むレベルの片付けを要求したって、子どもは呆然とするばかり。結局怒りながら親が片付ける、というのでは、親にもストレスがたまるし、子どものためにもよくないような。それが「お風呂前のストレス」につながっているのだったら、やはりこれは何を優先事項とするかを考えるべきでしょう。「入浴・就寝時間がズレ込んでも、きちんと片付けさせたい」のか、「多少片付けがアマくても、生活時間を守りたい」のか。それによって、できることとできないことが見えてきます。
「立派な親とよい子」じゃないのなら
「おもちゃのお片付け」にまつわる強いストレスには、単に片付けることだけではなく、「しつけ」「教育」という要素が関わっています。しつけはちゃんとしなきゃ。お部屋もキレイにしなきゃ。こういうとき、時間をかけてもきちんと最後まで片付けさせる親、片付ける子が「立派な親、よい子」でしょう。こんな親子ならお受験だって合格です。でも現実はそうじゃない。
だったら、とりあえずは「第一段階」で毎日をしのぎ、ゆとりを取り戻すための「第二段階」をオプション的に加えることで、少しゆったりした気持ちで子どもと向き合えるんじゃないでしょうか。
立派な親にはなかなかなれないガイド。毎晩キリキリしながらお片付させるより、一緒にお風呂で歌ったり、寝る前の絵本を楽しむ方を選んでいるのです。
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