ティッシュペーパーやラップフィルムなどの消耗品は、なくなったら困るからと、たくさんストックを持っていませんか? ですが、ストックの数はできれば最低限にしたいもの。これらは、景品や粗品などでもらうことも多いため、家中のあちこちに点在していたりします。いたずらにストックを増やすことは、家の中をごちゃごちゃさせ、空間を浪費する原因にもなります。
ストックがなくても、結構しのげるもの。そう知ると、消耗品そのものの使い方も変わります |
思い切って、ストックを持つことを見直してみませんか? 「なくなったら困る」という発想を切り替えるのです。お買い物に3日も4日も出られない事情がある方は別ですが、1日くらいなら大丈夫なはず。「なくなったら、どうやって切り抜けるか」がわかっていれば、そんなに困ることはありません。
まず、何でもティッシュで拭くという発想をまず見直しましょう。ティッシュは便利なものだけど、「どうしてもティッシュでなければならない」理由って、実はそんなにないかもしれません。トイレットペーパーだっていいわけだし、コーヒーやジュースをこぼしたら、洗ったらまた使える雑巾で拭けば済むことです。古Tシャツなどを切り刻んでボロ布として常備しておけば、ハナをかんだって、ベタベタ汚れを拭いたっていいでしょう。新聞紙を小さく切ったものも、ベタベタ汚れに便利です。
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ボロ布ではどうも‥‥という方は、小さいガーゼハンカチを。ガイド家でも、子供が小さいときの食べこぼし対策に常備していました。赤ちゃんのいるお宅ならゼッタイあるものですし、洗えば何度でも使え、きちんとたたんでカゴに入れておけば見た目もまずまずなので、お客様にも使っていただけます。
ラップフィルムがなくなったときも、新聞紙やチラシ、レジ袋、密閉容器や鍋のふたなど、食品保存用や電子レンジ調理用として、いろいろなものを試してみましょう(電子レンジには使えない材質もありますので確認してから)。レンジ調理用のフードカバーやふたを持っていると、日頃からラップフィルムを使う機会は少なくなります。
台所洗剤がなくなったら、代用できる代表的なものは、米のとぎ汁、パスタのゆで汁ですが、天ぷらの衣を水で薄めたものの中で食器を洗っても、油汚れもよく落ちて快適です。
粉石けんを洗濯用に使っているお宅だったら、台所用洗剤がなくなっても安心です。粉石けんに熱めのお湯を加えてジェル状になったものは、食器洗いにも使えます。香料の入っていないものがベター。このジェル状石けんは、あらゆる汚れを落とすのに使える万能洗剤なので、ほかのいろいろな洗剤がなくなってもこれで代用できます。
「切り抜け方」を知っていれば、ストックは最低限にできます。極端に言えば、使わないで済ますことも可能なのです。安いものなのでついつい荒っぽく使ってしまいがちな消耗品ですが、環境面から言っても、使わずに済むなら、使わずに済ませたいものですね。
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