商品説明を読むだけでもさまざまな発見がある店内。明るくキビキビした スタッフとのおしゃべりを楽しむ常連さんも |
木村さんイチオシの商品はやはり、店内を飾るオーガニック・コットンのお洋服。
「見た目は普通のコットンと変わらないんですが、着ていただくとそのよさがわかります。肌ざわりがやわらかく、お肌の弱いお子さんをお持ちの方からは、ほんとうに喜んでいただいています」
聞けば、大量生産される綿花の栽培・加工には化学肥料、殺虫剤、落葉剤、加工用の薬品といった大量の化学物質(中にはWHOによって“危険な薬品”と特定されているものも)が使われているのだとか‥‥。ムム‥‥。
他に人気の商品は、コットンと並んでチョコレート! これは夏は扱えない商品なので、秋の商品到着を待ちわびているリピーター多しとのこと。ボリビアのカカオ、フィリピンのマスコバド糖を使い、原材料はすべて、チョコに関する厳しい基準を持つ国・スイスの「bioinspecta」のオーガニック認証を受けています。これがおいしいんだって! ガイドも早く食べてみた~い!
木村さんからは、こんな生産裏話も。
「インドの小規模な生産者にとって、日本の消費者の要求水準というのは、ほとんど理解不能なほどに高いんです。それをいかにして作ってもらうかがタイヘン。何しろ彼女らのサリーはたった一枚の布、縫ってあるところがないんですから。ポケットだって見たことない。小銭はサリーの端にくるくる丸めて縛っちゃうし、子供のよだれなんかサリーの端で拭いちゃう。FAXやEメールでの伝達だと、細かいニュアンスが伝わらないから、直接現地に行って何度も話し合って‥」(絶句)
しかし、出来上がった製品をカタログ(これがまたおしゃれで楽しいの!)用に撮影し、モデルが着用しているところなどを生産者に見せたりすると、心から喜んでもらえるのだとか。作る人だって、心をこめて作ったモノが使われているところを見るのは嬉しいものでしょう。そんな「作る人」と「使う人」のつながりが見えるモノって、長く大切に使っていけると思いませんか?
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