壁面収納で清潔空間

次は、おなじみM夫人のお宅(ここのお宅はシンプルライフの知恵の宝庫)。マンション備え付けの洗面台には、収納がついているのですが、Mさんはあえてそこを使わずに空けておき、壁際につっぱりネット(天井から床まであるワイヤーネット)を設置し、そこにハンギング式の収納をいくつかかけて、化粧品やドライヤーを収納しています。

洗面所って、一人暮らしではそうでもないかもしれませんが、複数の人間が使う場合、家の中でもいちばん汚れやすい場所です。つねに水滴がはね、そこに石けんのぬるぬるがつき、ほこりや髪の毛がたまる。しょっちゅう掃除しなければならないのに、すぐまた汚れるという、イヤな空間です。そのくせ、収納しなければならない細かいモノが多いので、いちいちそれをどかして拭くのって、あーメンドくさい!

Mさんのやり方は、「モノをどかす」手間を最初から省いた賢い方法です。ネットのラックなので、ほこりがたまりにくく、一日一回はたきでもかけておけばそうそう汚れません。何にも入っていない洗面台の収納は、軽く拭く程度でOK。平面に何も置いていないので、水滴や石けんの汚れはその都度さっと落とせます。まさにストレス知らず。
さすがMさん! と、ここでもガイドは感動してしまいました。


スッキリ壁面収納のコツ

床や家具の上にモノがないと、ゴチャゴチャ空間のストレスは激減します。今、平面をふさいでいるモノを、垂直(壁面)に移動できないか、検討してみてください。いろいろなやり方が考えられます。
・台所用のパンチングボードやワイヤーネットを壁面に固定して、細かいものを吊るして収納。統一規格のビニールケース(A5判など)を利用する
・壁際の天井の2点にヒートン(?型のねじ式フック)をねじこみ、つり糸やタコ糸、ワイヤーなどで竹材などを吊るしてハンガーを設置する
・持ち家の場合、廊下と居室の間の隔壁をくりぬいて10センチ程度の棚にしてしまう

など。ただし、建物の構造によっては、壁面にあまりにストレスをかけるような収納は避けましょう。

「壁面にモノがゴチャゴチャあったら、よけい散らかって見えない?」--床や平面に同じ量のモノが置いてあるよりは、はるかに片付いて見えるのですが、確かにあまりに雑多なモノが吊るしてあると、気になることもあるかもしれません。そういう事態を避けるためには「ある程度規則正しく吊るす」「大きさや色など規格を統一する」といった配慮は必要です。また「1箇所だけに収納する」「部屋に入ってすぐ目にする壁面を避ける」「オーガンジーなどの薄い生地を天井から吊るして目隠しにする」といった手もあります。ただその際、壁面に収納していることを忘れないように!

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