平面が見える家は片付いて見える

「片付いてるなー」
と思うお宅に共通するのが、
「平面(水平面)がたくさん見えていること」。
平面とは、
・床
・テーブルの上
・テレビや置き家具の上

で、こういう場所が広々と空いていると、部屋そのものが広く見えるし、清潔感・爽快感があります。

逆に、食卓に食べかけのお菓子や昼の残り物、調味料が出ていたり、テレビの上にビデオが積み上げてあったりすると、カーテンや照明の趣味がよくても、すてきな絵やオブジェが飾ってあっても、そっちに目が行かず、ゴチャついた空間ばかり気になってしまうものです。

また、平面がつぶれていると、掃除がタイヘン。掃除機をかけるにも、拭き掃除をするにも、床やテーブル上に置いてあるものをいったんどかさなければいけません。これではおっくうになって、ついつい掃除の回数も減ってしまうというもの。


1000円でできる美しい壁面収納

それを解決するのが、壁面収納です! 
壁面を利用した収納には「吊るす」「かける」「貼る」などがあります。
写真は、グラフィック&エディトリアルデザインのお仕事をしているSさん
のお宅。Sさんは自宅マンションでお仕事をされているのですが、趣味は「書」。お仕事スペースとは別に趣味のスペースを確保されています。新聞社主催のコンクールで受賞するほどの腕前のSさん、筆などの道具もたくさんお持ちです。筆は、吊るして保管するものがほとんどなので、専門雑誌などには専用の家具の通販もありますが、そういうのは何万円もしてとても高価。

そこでSさんは、趣味スペースの壁面を利用して、同じ収納機能を自作してしまいました。なんとこの筆かけ、ホームセンターで売っている100~200円の竹材を、麻紐で結んで作ったもの。これに100円ショップでも売っているベルトハンガーを組み合わせてあります。腰の高さの箪笥の後ろに立ててあるため倒れてくることもありません。Sさんは念のため、この竹ハンガーの足元にスノコをくくりつけて安定させています。

ここに、書いたばかりの作品を吊るして乾かしたり、ちょっとした絵やメモをかけたりと大活躍。見た目も美しいでしょ? 何より優秀なのは、筆を選ぶ際の検索性の高さです。一列にサイズ順に吊るしてあるためすぐに探せます。これは、書類や雑誌など、筆以外のものにも応用できるでしょう。「平面に置く」から「垂直に吊るす」に変えただけで、モノの検索性は劇的に高まるし、部屋もいきなり片付いて見えます。

ガイドは、この収納を見て、
「Sさんの真似をして、竹材をハシゴ状に組んだマガジンラック(壁に立てかける)を作るぞー」
という目標を立てました。自立しない薄い雑誌は、積み重ね収納では検索性が低いのです。