高さ61センチのテーブル
工業デザイナーの故・秋岡芳男さんによると、日本人にとっていちばん使い勝手のいいダイニングテーブルの高さは61センチ、椅子の座面高は36センチなのだそうです。椅子の座面を広くとればあぐらもかけるので、床座が恋しい人にも○。視点が低くなるので天井が高く見え、部屋も広く見えます。また、床座はともすればモノが床に散らばり、だらしなくなりがちですが、「低テーブル&椅子」ならそれも避けられ、なおかつソファいらず。
なかなかお得なスタイルではないでしょうか。
最近見かけるものでは、低めのテーブルに、あまりフワフワしていないソファタイプの椅子やベンチタイプの長椅子を組ませたものもあります。椅子とテーブルを別々に探してコーディネートしても楽しそう。
実はガイドも若い頃、61センチのテーブルに憧れ、家族を持つようになった今、ようやく実現しました。60センチ台のテーブルと40センチ以下の座面高の椅子は、以前に比べてずいぶん豊富になってきましたが、好みのデザインでとなると探すのがタイヘン。座面36センチの椅子は、探すことは探したもののデザインが気に入らず、デザイン優先で現在のものを選んでしまったので、座面高はクッションで調節することに。テーブルは絶対4本脚がほしかったのですが、手ごろなものがなく、何とDIYで自作しました。
現在お持ちのテーブルや椅子の高さが高い(特に輸入物)場合、脚を切る方法もありますが、ガタつかないよう4本均等に切るのは結構難しいもの。自信がなければ、修理もしている家具店や木工所、大工さんなど、木を扱えるプロに依頼するといいかも。ただし、脚を切ることによって、デザインのバランスが崩れることもあるので、よくよく考えてからにしましょう。
Aさんとガイドはたまたま同じところで家具を購入していました。
Aさんとガイドが写真の家具を買ったショップはココ
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