同じサイズ?なら消費電力量は…
まずはこちらの記事をご覧ください。●●インチは何cm? 画面サイズ早見一覧表
(by.AllAboutオーディオ・ビジュアル)
大型のものを選びがちな液晶テレビ |
ですからスタンダードテレビから買い替える際には、ほぼ同じくらいのインチ数のテレビを選んだ場合、かなり小さく感じます。今まで使用していたものと同じくらいの大きさで、と考えるのであれば、どうしても大きめの製品を選ばざるをえないのです。
例えばスタンダードの25型ブラウン管テレビの場合、高さは約38cm。対して26V型ワイドの液晶テレビは32.4cmですので、もし同程度の高さがある液晶ワイドテレビにするなら、32V型程度(39.9cm)の大きさが必要ということになるでしょう。
こうして買い替えた場合、消費電力量は…
98年製25型ブラウン管テレビ・・・155kWh
08年製32V型液晶テレビ・・・147kWh
上記のようにほとんど変わらなくなってしまいます。
省エネ家電でも省エネを意識
液晶テレビは薄型のため、買い替える際はどうしてもより大型の製品を選ぶ傾向があるようです。そうなると、いくらブラウン管より消費電力量が少ないとはいえ、サイズが大きくなれば消費電力量も増加。選ぶ製品によっては従来よりも電気代UPなんてこともありえるのです。
ですから、買い替えの際は製品の機能だけなく、消費電力にも注意して選ぶことが大切です。一般的にワイド液晶テレビで推奨される視聴距離は、画面の高さの3~4倍程度。部屋の広さを考えて大きすぎる製品を選ばないようにしましょう。また、製品によって省エネ性能にも違いがありますので、必ずチェックして下さい。
そして、消費電力の少ないと言われる液晶テレビに買い替えたとしても、日頃から意識して省エネを心掛けましょう。
見ていない時にダラダラとつけっぱなしにしないなど、基本的なことはもちろんですが、液晶テレビの場合は画面の明るさによって消費電力が大きく違ってきますので、必要以上に画面を明るい設定にしないようにしましょう。ほこりが付きやすい画面をこまめに掃除することも、明るさ設定を低めに抑えるために大切です。
年々家電は進化し、省エネ化もどんどん進んでいますが、家庭で使用される消費電力は上昇の一途。その原因は、使用される機器の種類の増加や機器の大型化にあります。日常的な使い方や製品の選び方に気を付け、上手に省エネを心掛けて下さいね。