電球型蛍光灯の節約効果
左:白熱電球 右:電球型蛍光灯 |
一例として、60W形の電球を5球使用するシャンデリアタイプの照明器具を1日6時間使用した場合で比較してみました。(21円/kwhで計算)
まずは白熱電球の場合。
白熱電球(60W形で消費電力54W)を使用すると
1日・・・1.62kw 34.02円
1ヶ月・・・48.6kw 1020.6円
1年・・・591.3kw 12417.3円
次に従来の電球型蛍光灯の場合。
電球型蛍光灯(60W形で消費電力12W)を使用すると
1日・・・0.36kw 7.56円
1ヶ月・・・10.8kw 226.8円
1年・・・131.4kw 2759.4円
上記でもかなりの差がありますが、さらに省エネ性能が高い電球型蛍光灯の場合。
電球型蛍光灯(60W形で消費電力10W)を使用すると
1日・・・0.3kw 6.3円
1ヶ月・・・9kw 189円
1年・・・109.5kw 2299.5円
白熱電球と10Wの電球型蛍光灯を比べると、年間1万円以上電気代に差が出てきます。
これはあくまで一つの照明器具の蛍光ランプを交換した場合で計算していますので、もし玄関やトイレ、廊下などの白熱電球を使用してることが多い場所や、ダウンライトなどの間接照明、それ以外の部屋の照明器具など、すべてを電球型蛍光灯に交換してしまった場合には、もっと大きな節約効果が得られるでしょう。
電球型蛍光灯の今後に期待
まずは長時間使用する場所から |
昔に比べれば格段に安くはなりましたが、やはり白熱電球と比較するとお値段は安いものでも数倍。省エネ性が優れた最近の電球型蛍光灯は1球あたり1,000円以上するものがほとんどです。
そうなると、いくら電気代が安いとわかっていてもなかなか手が出にくいですし、あまり長時間使用しないような場所では逆にコストパフォーマンスが悪くなってしまうなんてこともあります。
ですが、電球形蛍光灯への全面切り替えが正式に表明されてより一層の普及が加速すれば、低価格化も実現することでしょう。
まだ全ての白熱電球を電球型蛍光灯へ変えるのはハードルが高いのが現状ですが、まずは長時間使用するリビングなどの照明器具からどんどん切り替えをしてみてはいかがでしょうか。