節約/光熱費の節約

エアコンとカビと電気代の意外な関係(2ページ目)

エアコン内のカビは不衛生なだけじゃない?!しっかり手入れしないと大きく電気代を損することになります。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

まずはフィルター掃除から

エアコン
フィルターは定期的に掃除を
エアコンのフィルターは定期的に掃除をしないといけない、というのは皆さんご存知かと思いますが、フィルターの汚れも電気代に関わってきます。目詰まりしたフィルターと綺麗な状態のフィルターでは、電気代が5%ほど違うと言われていますので、例えばワンシーズンでエアコンの電気代が3万円かかるとしたら、フィルター掃除だけで1,500円ほど得するということになりますね。

また、フィルターはエアコン内部にホコリが入っていくのを水際で防ぐのが役目ですので、掃除をすることでエアコン内部によリホコリが入りにくくなり、内部も汚れにくくなるのです。

フィルター掃除の頻度は少なくても月2回。汚れが軽い場合は掃除機でほこりを取る程度でも大丈夫ですが、汚れていたら中性洗剤で古歯ブラシなどを使用して水洗いしてよくすすぎ、陰干しをして完全に乾かしてからエアコンに取り付けます。

エアコンによっては、カビ防止フィルターなどのオプションがあることも多いので、このようなものを利用されるのも良いですね。

ひどい汚れには分解掃除

エアコンのフィンの間に汚れが詰まっていたり、運転時の臭いがひどい、という場合には、しっかり内部を分解清掃しなければなりません。分解清掃する、と言っても素人には無理ですので、業者に依頼をすることになります。金額は相場でだいたい1万円前後になります。スプレーの専用洗浄剤なども市販されていますが、フィンの表面から吹き付けるため、これだけで内部まで完全にきれいにすることは難しいです。ですから軽い汚れの場合に使用するなど、使い分けをした方が良いでしょう。

エアコンの分解掃除の頻度ですが、使用頻度が高いエアコンや、ペットを飼っているなどホコリが多い場合や喫煙するご家庭の場合は、2~3年に1回。そうでない場合は5年ほどの使用で掃除をするのが理想です。

ただ、エアコンの分解清掃は、まれにエアコンが故障してしまう事がありますので、業者の大小は問わず万が一故障した時にも責任を持ってくれる安心できる業者を選ぶことが肝心です。エアコン清掃は大手の業者から個人まで、工賃もピンキリですので、価格のみで判断しないように気を付けましょう。


カビが生えるのを予防する方法⇒次ページ
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます