節約/節約関連情報

子供に教えたい金銭教育と節約習慣(2ページ目)

子供の未来のために、正しい金銭感覚と節約習慣を身に付けさせてあげることが大切です。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

お金の大切さを教えよう

金銭教育
お金や物を大切にする習慣を
欲しがる物をなんでも無差別に買い与え続けていれば、とんでもない大人に育ってしまうだろうということは、多分どなたでもご想像が付くのでは無いかと思います。もちろん高価なおもちゃなどをどんどん買い与え続けるのは良い影響がないでしょうけれど、ちょっとした小銭程度の小遣いやおもちゃならばどうでしょう。

ゲームコーナーにあるカードゲームの機械に並ぶ子供たちが、湯水のように100円玉を使って遊ぶのを見かけることがありますが、この子たちはこの100円の価値がわかっているのかな?と心配になります。お金の大切さに金額の多い少ないは関係ありませんよね。

以前スーパーで見かけたある親子の話です。5歳くらいのお子さんが「お菓子買って」とねだっていたのですが、お母さんは「ママお金ないからダメ」と言っていました。ここまではよく聞く会話ですよね(笑)するとお子さんは「だったら銀行の機械で出してくればいいよ」と言ってるのを聞いて、思わず笑ってしまいそうになりました。子供にとって、お金はATMから無限に出てくる感覚なのでしょう。

爽やかに微笑むアイドルや愛らしいペットが登場するCMが実は消費者金融だったりする現代、しっかりとした金銭感覚や知識を身に付けさせることは、子供の「生きる力」を付けることにもなる重要なことです。お金はお父さんやお母さんが一生懸命働いて貰った大事なものだから、大切に使わなくてはならない、ということを小さいうちから教えてあげましょう。

環境教育と節約習慣


節約や省エネの習慣というものは、大人になってからいきなりやろうと思ってもなかなか難しいもの。ですから素直に何でも吸収できる子供のうちに、習慣として身に付けてしまうのが良い方法です。

電気や水道など、使わない時はしっかり止める。物を買う時も衝動的に買わずに、しっかりと計画を立て良く考えてから買う。そして物を長く大事に使うこと。こうしたことは「朝起きたら『おはよう』と言う」「ご飯はひじを付いて食べない」「靴を脱いだらそろえる」というような、その他のしつけと同じように、繰り返し子供に教えてあげたいものです。

そして子供に言う時には、同時に理由もしっかり教えてあげてください。

何故電気は使わない時には消さなければいけないのか。それはただ単に電気代がもったいないからだけではなく、電気の素はたくさんの燃料を燃やしてできている。そのために地球はどんどん暑くなってしまい、あなたたちが大人になる頃には・・・という具合に、環境に結びつけて教えることが大事だと思います。

物を大切にすることも同じ。紙1枚、鉛筆1本でも大切な資源です。これらのことは、資源を大切にする事で環境にも優しく節約にもなる、大切な習慣です。




「子供にだけは不自由な思いをさせたくない」

親ならば誰しもがそう思うことでしょう。もちろん教育にお金を掛けることは全く間違っていないと思います。ですが、不自由をさせない=贅沢をさせる、ということではありませんよね。

子供が大人になった時、本当の意味で不自由な思いをしないためにも、幼い頃からのしっかりとした金銭教育と節約習慣をぜひ身に付けさせてあげてください。
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