節約/節約関連情報

皆様からお寄せいただいた節約の疑問にお答えします! 節約の常識!非常識?【1】(4ページ目)

日頃から「これってどうなの?」と思われていた節約に関する疑問にお答えします。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド


質問【3】

 
やかんでお湯を沸かす時に、給湯器からの温かい湯の方が早く沸いて省エネになりそうなのですが、あのお湯はなんとなく汚いような気がして使えません。給湯器の湯は飲んでも大丈夫なのでしょうか?


回答【3】

給湯器から出るお湯は、なんとなく洗い物専用という感じがするお気持ち、良くわかります。ですが給湯器内部の管は、通常使用されている水道の蛇口と同じ公的な基準に達していますので、料理や飲用に使用しても全く問題はありません。

ですが朝1番に使用する時など、長時間タンク内部に水が溜まった状態だったと思われる時には、最初10秒ほど流し(もちろん洗い桶などに取っておいて洗い物などに使用しましょう)その後に料理等にご使用になると気分的に気持ち良くつかえるのではないでしょうか。

お湯を沸かす時には、ご質問にある通り、給湯器のお湯からコンロで沸かすほうが、冷たい水道水を沸かすより早く沸くので節約になります。2リットルの湯を沸騰させる場合、水から沸かすと約7.6分かかるのに対し、給湯器から湯の場合は約3.6分で沸きます。

特に麺類等を茹でたりするためたくさんの湯を沸かす場合などは、給湯器のお湯を是非利用してみてください。

関連情報:東京ガス「ウルトラ省エネBOOK」


※追記
この記事をご覧になったユーザー様より、給湯器でお湯を取り出してからコンロで沸かすよりも、初めから水を沸かしてしまった方が省エネになるのでは?湯沸かし器で消費されるエネルギー等も含める時間はともかく、消費エネルギーは少ないように思えるのですが。という内容のご質問をいただきました。

ガスコンロに比べ給湯器の方が熱効率が良いので、コンロで水の状態から60度にする場合と給湯器で60度のお湯を取り出すのでは、後者の方がエネルギーは少なくなります。
参照:ECCJ省エネルギーセンター スマートライフ「ガス給湯器」
(ガスコンロの熱効率45%に対し、ガス給湯器の熱効率は80%)

記事中に関連情報としてある東京ガスのサイト上には、時間と料金の比較表が「給湯器 水道水」という説明でしか掲載されておりませんが、「大阪ガス」省エネアイディアキッチン編にある「給湯器」の項目を見ていただくと、1.8リットルのお湯を沸かした場合
・給湯器から60℃のお湯をとって沸かす 給湯器+コンロ 2.6円
・コンロのみ 3.4円
とありますので、給湯器とコンロの両方のエネルギーを含めた総エネルギーであることがご理解いただけるかと思います。

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