梅干しづくりの手順
【土用干し】
1 梅酢が上がって、梅がほぼ全部浸かった状態になっていると思います。
天気の良い日を選び、乾いた清潔なザル(すだれでも可)に、梅同士がくっつかないように、少し間隔を開けて、ひとつひとつ並べます。梅酢は捨てずに容器に残しておきます。
2 風通しの良い日なたで、3日3晩干します(5~6日干すと梅干しがよりおいしくなると言われています。見た目は、かなりしわしわです)。
時々、様子を見て、太陽の動きで日陰になっていたら、ザルごと日の当たる場所に移動させます。夜に取り入れて、お昼間だけ干してもかまいませんが、夜露に濡らすと皮が柔らかくなります。
3 毎日1回、そっと梅を裏返します。日中(梅、ザルが高温時)だと、ザルに面してる部分の皮が破れやすいので、夕方や朝に作業します。
4 3日3晩を過ぎれば完成です。梅全体が白く粉をふき、しわしわになった状態です。
ポイント
- しっとりとした梅干しにしたい場合は、梅酢を容器ごと日に当て、あたためておきます。その中に、干し上がった梅干しを戻し、お好みの柔らかさになるまで冷暗所で保存します。
- 自家製の梅干しは、かなりしょっぱく感じます。塩分が気になる方は、1ヶ月ほどで使い切れる分量を、塩抜きし、冷蔵庫で保存して使って下さい(塩分が低くなった梅干しは、長期保存が出来ません)。
- 塩抜きの方法:たっぷりのお湯で梅干しを煮立てます。お好みによって数回繰り返し、塩分を抜きます。
梅酢の利用
煮沸消毒した保存瓶(お酢の空き容器など)に梅酢を入れ、1日、瓶ごと日光に当てます。市販のお酢と同じように、酢の物、ドレッシング、ちらし寿司など、お料理に使えます。また、新生姜の梅酢漬けをつくってみてはいかがでしょう?つくり方は簡単です。
新生姜の梅酢漬けの材料
2 容器に、消毒した新生姜を入れて、梅酢を注ぎます。そのまま1ヶ月ほど冷暗所で保管したら完成です。ビールのおつまみにもグー♪ 家庭で簡単につくれる梅干しですが、はじめて漬けられた方は、きっと市販の梅干しとの違いにビックリされるかもしれません。かなりしょっぱいですが、家庭でつくれば安心ですし、何より安いです。"自分でつくれるものは、つくる"これは、節約の基本ですね。 また、梅干しに含まれるクエン酸は、疲労回復にも効果があります。1日1個、梅干しを食べるのが体に良いそうですョ! ★梅干しづくり【漬け込み編】 (素材:Fine) この記事の初回公開日は2002年07月であり、日付を更新して再掲載しています。 |
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