フィジーは国民全員がバイリンガル?
南太平洋の海は透き通るようにキレイ。 |
中村さん:フィジー人とインド人の異なる2つの民族がいるためです。意外にもフィジーには54%しかフィジー人はいません。他にはインド人(正式にはインド系フィジー人)が38%も在住しています。
昔、大英帝国がフィジー島を占領し、植民地にしたのですが、フィジー人が働かなかったという歴史があります。
それもそのはず、かつて、(今でもだいぶそうですが……)自給自足の生活で、土を掘れば芋が出て、歩けばマンゴーが落ちていて、海で紐を垂らせば魚が釣れる……、これがフィジーでした。ですので、働くことを知らないフィジー人の監視役として、インドからインド人が連れて来られました。フィジー人とインド人をペア制で労働させたんですね。
ここで問題だったのが、言語。フィジー人はフィジー語、インド人にはヒンドゥー語という母国語があったので、共通言語として、占領国による英語教育が始まりました。そのため、今では公用語が英語。且つ、国民のほとんどがバイリンガル!というわけです。
ガイド:日本人も全員バイリンガルを目指さないといけない時代がすぐそこまで来ていますね。ところで親子留学の場合、参加者は平均するとどのくらいの期間滞在していますか?
中村さん:長期で滞在される方も多いのですが、概ね2週間ほど滞在いただけるケースが一般的です。
親子留学に安心の現地サポート
ガイド:その間のサポート体制はどうなっていますか?中村さん:サポートオフィスが空港内にあり、日本人スタッフを含む現地コーディネーターがサポートします。サポート内容は現地到着時のタウンオリエンテーション、ホームステイ先への案内、入校時の生活オリエンテーションを行っており、親子留学の親御さんには十分にご安心いただけると思います。
ガイド:お子さんの場合、急に熱が出ることもあり、医療面での心配もあると思いますが、いかがですか?
中村さん:学校のあるナンディ市内には病院がありますし、重病・重症の時には当校のスタッフが通院の付き添いもしています。街のドラックストアで市販薬を購入することもできます。ただ、そうした場合に備えては、普段より飲みなれた薬を日本から持参したほうがいいでしょう。
>>親子の通う学校は同じ敷地内!>>