ビジネススクールに入学するために必要な英語力
MBAコースが提供されるビジネススクールへの入学には、最低限IELTS(アイエルツ)にして6.0は必要です。これはTOEICにすると800点近いスコアに相当すると言われております(相関表参照)。IELTS(アイエルツ)はイギリス、オーストラリア、ニュージーランドの高等教育機関への留学の際にスコア提出を求められる、英語を母国語としない人のための総合的な英語力診断テストのこと。TOEFL と並ぶ代表的な留学生向け英語力判定テストで、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドではこちらが主流。日本国内ではブリティッシュ・カウンシルにて受験可能。 (出典:『成功する留学「イギリス編」』ダイヤモンド社より抜粋) |
ビジネススクールが要求する最低限のIELTS(アイエルツ)スコアに達しないと、書類選考で入学が「内定」していても、実際の入学は次のタームに先送りされます。
語学等のスキルを身につけるための「アカデミック英語コース」での学習によるスコアの上昇は、3ヶ月で0.5ポイントが平均とされているため、イギリスへ留学する時点でやはり5.5位はないと、イギリスでの滞在期間が長期間に及び、「MBAを1年間で取得」というメリットが生かせないことになってしまいます。
MBA進学準備コースからスタート!
ビジネススクールに入学すると、すぐに最新の経営理論とスキルを学ぶことになります。ただし、学習期間が1年間という短期のプログラムであるため、初めから専門性の高いレベルのクラス展開になります。仕事の経験はあるが、アカウンティングやファイナンスについて全く知識のない場合は、次に紹介するプリマスターコースでしっかりアカデミックスキルをつけておかないと、入学できても途中でドロップアウトということにもなりかねません。イギリスの大学の多くが、進学準備コース(ファウンデーションコース)を設けていますが、大学院でもその課程に準じた「英語+POSTGRAUDATE科目」のコンビネーションコースを設定し、Pre-masterコースとしている場合もあります。
また、語学学校が独自に開発、運営しているPre-MBAやPre-masterコースでは、入学までのサポートをしてくれるところもあります。英語に不安を抱える学生にとっては、生活面のケアや、語学力不足を補ってくれるありがたいコースです。
このように各自の英語レベルや、研究テーマに対する予備知識、学歴などによって、9月入学を照準として3~6ヶ月間ほどのPre-masterコースを選ぶことも、スムーズに学位を取得するためのポイントとなります。
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