東京は三鷹市、ニューヨークはマンハッタンのチェルシーの家賃
前ページの家賃比較ですが、実際にどのエリアのどんな物件を調べて比較しているかの資料も閲覧することができます。上位5都市の物件はそれぞれ以下になります。■1位/ニューヨーク
エリア:チェルシー
広さ :93?
家賃(OECD購買力平価で日本円に換算):47万8764円
アクセス:中央ビジネス区まで地下鉄で20分/最寄りのショッピングエリアまで徒歩5分
■2位/ロンドン
エリア:ドックランド
広さ :90?
家賃(OECD購買力平価で日本円に換算):44万9820円
アクセス:中央ビジネス区まで地下鉄で30分/最寄りのショッピングエリアまで車で10分
■3位/ホノルル
エリア:マキキ
広さ :84?
家賃(OECD購買力平価で日本円に換算):23万2848円
アクセス:中央ビジネス区まで車で10分/最寄りのショッピングエリアまで車で10分
■4位/パリ
エリア:15区ルクルブ
広さ :90?
家賃(OECD購買力平価で日本円に換算):23万8410円
アクセス:中央ビジネス区まで公共交通で15分/最寄りのショッピングエリアまで徒歩10分
■5位/東京
エリア:三鷹市下連雀
広さ :70?
家賃(OECD購買力平価で日本円に換算):15万4000円
アクセス:中央ビジネス区までバス・電車で45分/最寄りのショッピングエリアまでバス・電車で15分
この調査では、相対的に各都市の同じ水準の物件を比較しているのではなく、その地域のミドルクラスと言われる物件の価格を比較しています。そのため、各都市で物件の水準が異なる訳です。これでみると、日本のミドルクラスの物件が上位5都市の中でも特に庶民的と言えるようです。
東京に住んでいる場合、調査対象の三鷹市下連雀が通勤通学にバス・電車で45分というのは一般的なエリアです。広さが70?というのも、子供のいるファミリータイプとしては一般的な広さといえます。(ルームシェアの習慣がほとんどない日本において、学生の一人暮らしには広すぎる物件ですが。)
それに比べてニューヨーク! たしかに高いです。でもマンハッタンの真ん中、お洒落でトレンドなエリアとして有名なチェルシーの物件、しかも93?の物件です。ロンドンの物件にしても、ドックラントはテムズ河沿岸の住居・ビジネス・商業の複合エリアです。日本の六本木ヒルズのようなもの。
東京で同じようなエリアというと、六本木、恵比寿、広尾、麻布あたりでしょうか。このあたりのワンルームマンションの相場が月額15~20万円(30?)とすると、ニューヨークの93?と比較した場合、46万5000円~62万円(93?)となります。こうした物件で比較してみると、やはり日本の家賃は高いと言えそうです。また、ルームシェアの習慣が一般的な海外では、ある程度広めの部屋に3人4人でシェアして住むことで割安感があることを考えると、特に学生にとっては日本の住環境は厳しいと言えそうです。
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