カリフォルニアの街選び
高台から海が見えるサンフランシスコらしい風景。名物のケーブルカーに乗って楽しみたい |
日本人がイメージしている「カリフォルニア」エリア。ロサンゼルスの近郊やロングビーチを漠然とイメージしている場合が多いのですが、実際カリフォルニアというエリアはなく、カリフォルニアと言えば、カリフォルニア州をさします。全米で3番目に大きな州で、州内は北部エリアから砂漠エリア、海岸沿いのリゾートエリア、テーマパークエリア、南のメキシコ国境エリア、北米最高峰のある山岳エリアなどなど様々な表情があり、滞在先が変われば、同じカリフォルニアと言えど、かなり違った体験になります。
以前あなたの1票で「アメリカ留学、行くならどの街?」を皆さんに投票してもらった時は、ロサンゼルス26%、サンフランシスコ23%、ニューヨーク31%、シアトル20%と意外にも人気がわかれる結果となっていました。
中でもロサンゼルス、サンフランシスコのある西海岸は、特に留学先として人気のあるエリアです。今回は、同じカリフォルニアの西海岸エリアだけど、全く違う表情を見せてくれる「サンフランシスコ」と「サンディエゴ」をご紹介します。
車を持たなくても生活できるサンフランシスコ
意外に思う人もいるかもしれませんが、サンフランシスコは結構曇りの日が多く、しかも北海道よりも北に位置しているため、少々寒いです。
留学先としては、学校の質、料金、規模を見ても、かなり好条件が揃っているといえます。ロサンゼルスにはない家具付きのレジデンシャルアパートが多数あるので、一人暮らしを希望する留学生には人気が高いでしょう。
カニやシーフードの直販屋台があちこちに。クラムチャウダーは絶対一度は試したい! |
さらに、ロサンゼルスとの大きな違いは、車を持たなくても生活できる場所だという事。学校の先生や留学生に聞いてみても、車を所有している人は少ないようです。広いカリフォルニアでは、特にロサンゼルスは車が必需品。そんな中、サンフランシスコはトロリーなどの交通機関が発達していて、どこに行くにも便利。駐車場が高くて月にUS$500は必須で、中にはアパート代よりも駐車場代の方が高いという人もいるくらいです。だからこそ、街のあちこちで交差して走っている電車や路面電車、ケーブルカーを上手に利用して生活したい。
●坂の街としても有名
サンフランシスコと言えば、高台から海を眺める風景が象徴的で、あちこちのパンフレットなどでも見かけます。地図では数ブロックの近い場所かと思いきや、これが心臓破りの急な坂道だったりと、坂の街としても有名です。交通機関が発達したのもうなずけます。
●ここで食べなきゃ損!シーフード天国
アンティークな雰囲気とモダンがミックスした「アラモ・スクエア」エリア |
日本のような島国と違い、アメリカでは新鮮な魚介類が手に入らないエリアもある国です。その点、サンフランシスコはシーフードが豊富。シーフードを目当てに、全米から集まってくる人で常に賑わっています。有名なフィッシャーマンズ・ワーフ付近には、カニやエビの直販店もあり、おいしいシーフードが食べたれるレストランもあちこちにあります。
●アートが自慢の街でもあります!
有名な芸術家が数多く暮らし、芸術家を目指す人も頻繁に訪れる街でもあります。美術関連の国際会議の開催場所になる事もあるほどです。モダンで新鮮な建物やおしゃれなショップも多く、特に「アラモ・スクエア」と呼ばれるエリアは近代的なビルと対照的にビクトリア様式の家屋も存在し、世界中からも注目をあびています。街を歩いているだけで、アートな気分になれる街です。
●ニューヨークと並ぶ無国籍都市
街を歩けば白人、アフリカンアメリカン、アジア人、チャイニーズなど人種のるつぼを体感できるのもサンフランシスコの特徴です。中国人が集まるチャイナタウン、日本人の集まるジャパンタウンのような単一国民が栄えている地域が存在し、歴史的な建造物が集中しているので、街を歩いているだけで新鮮です。