■入門編の使用感■
とにかくおもしろくて、夢中になってやりました!
どの先生方も個性的で、ヤル気を引き出してくれる魅力があります。
相手はパソコンソフト…とわかってはいても、誉めてくれたり優しく励ましてくれたりすると思わずがんばってしまう、学習者の心理をわかっている教材です。
テストに合格しないままやめようとすると引き止めてくれますし、入門編のエンディングも意味深長で、続編の初級編に進みたい気持ちがふつふつと湧いてくる作りになっています。
●こんな人におすすめ●
◆楽しく中国語を体験してみたい人
◆独学が不安…という人
◆発音・発声に自信を持ちたい人
◆ゲームやミステリーに目がない人
●おすすめポイント1●発音をしっかり勉強できる!
発音の勉強に比重が置かれており、ゆっくり、しっかり勉強できます。
はじめて中国語を勉強する人は、ある時期に集中して毎日、ゲーム感覚で勉強すれば、独学でも十分に綺麗な発音を身につけることができると思います。
学習のブランクがある人や、発音が苦手な人、どうも口が動かなくてうまく話せない、という人にもおすすめです。
中国語は発音が難しい…とよく言われますが、1つ1つゆっくり勉強すれば難しくない、ということが実感できると思います。
●おすすめポイント2●登場する単語数が多い!
入門編の中で扱われている文章表現は、ごく簡単なものばかりで、まだ日常会話、旅行会話レベルには届きません。
ですが、身近な単語、動作、形容詞をふんだんに使用していて、しかも登場する単語数が想像以上に多く、充実していました。
何度か「…えーっと、どういう意味だったっけ?」と迷うこともあって、自分の単語力の弱点に気づかされました。
入門編は、とにかく「発音重視」ですので、すべての文章表現を発音練習教材として、何度も繰り返して読み、先生のものと聞き比べる、という使い方をするといいと思います。そうしているうちに、知らず知らずのうちに知っている単語が増えていく…という、嬉しい効果が期待できそうです。
●おすすめポイント3●テキスト・CDもセットされている!
学習ソフトだけでも十分、勉強をすすめていけそうなのですが、親切なことにテキスト・CDもセットされています。パソコンの前で勉強した後に、通勤・通学の時間を利用して復習できます。
テキストには練習問題のコーナーもあります。パソコンの画面を見て、クリックするだけでなく、鉛筆を握って問題に取り組めば、記憶もしっかり定着することでしょう。
●気をつけるポイント●
入門編に登場する文章表現は、文法的に簡単な短文ばかりです。ですから、会話のやりとりの表現はまだ登場しません。具体的な会話力の向上を望む人にとっては入門編の内容は物足りないでしょう。
この教材はあくまでも「流暢な会話をするための基礎体力作り」という位置づけとして、発音・発声を勉強するやり方が有効であると思います。
では、続編の「初級編」「会話編」も少しのぞいてみましょう。次のページへ!