2008年新製品の目玉は「人の場所と動きを検知する」センシング技術。果たしてその実力は? 今年は、原油高の高騰もあり、電気暖房へ切り換えを考える方も増えていると聞きます。そこでご紹介したいのが、最新エアコン。“エアコン”と聞くと、夏の【家電】と思われる人が多いかもしれません。しかしエアコンは、12月・1月の冬場が新製品の発売シーズンなのです。実は、今シーズンの新製品は、なかなか画期的な技術が搭載されました! それは、人の居場所と動きを検知し、季節や日々の行動を学習して最適な運転をする、賢いエアコン。エネルギー効率が良くなっているのはもちろん、最新の技術でさらに省エネ性が向上!さらにさらに、快適度もアップしている優れもの♪それでは、ガイドが注目した2機種をご紹介します。 <INDEX> 人の“居場所”と“動き”を判断するエアコン・・・P.1 “人感センサー”と“見えるエコ”で、とことん省エネ!・・・P.2 人の“居場所”と“動き”を判断するエアコン ~National「エアロボ」~ National 「Xシリーズ」エアロボ 参考価格:約25万円(4.0kWタイプ) トップを切って発表となったのが、National「Xシリーズ」。自動お掃除ロボット搭載で一躍人気となったシリーズが、さらにバージョンアップしました。最大の注目ポイントは「人の動きを感知する」こと。では、主な特徴をご紹介します。 ■人の体感にあわせて運転する「いるとこサーチ」 人の居場所と動きを検知して快適運転を実現する「いるとこサーチ」が今年の目玉! 一番の特徴とも言えるのが、この機能。人の“居場所”と“動き”を検知・判断して、最適な運転をすると言うから、オドロキです!これは「人感センサ」と「フレネルレンズ」というレンズで、リアルタイムに部屋をサーチし、その情報をもとに人の居場所と動きを判断。さらに、特定した居場所に効率よく風を届ける「左右独立大型ルーバー」で、気流と温度をコントロールし、最適な体感温度を実現しているとか。まさに『考えるエアコン』の登場です。センシングは、12畳以上のモデルではセンサー5つで9エリア分割。それ以下のモデルは3つのセンサーで4分割。活動量は4段階で判断しているとのこと。 2つのエリアで別々の温度を実現。ぞれぞれのエリアで快適を実現できます!(※Nationalリリース資料より) 具体的な例で言うと... 例えば暖房時、同じ部屋でパソコンをしている夫と、アイロンをかけている妻が居るとします。この場合、アイロンがけをしている妻の方が、活動量が多く体感温度は高く感じているはず。このような時、活動量の多い妻が居るエリアを【24℃】・活動量の少ない夫が居るエリアを【26℃】に調整。これで、家事をしている妻も、くつろいでいる夫も快適!という訳です。スゴイですよね?リビングダイニングなど、労働とくつろぎが混在する部屋には、うれしい機能だと思いました! ■ボタンひとつで快適運転「快適おまかせボタン」 おおきな「快適おまかせ」ボタン。これ一発でOKの便利リモコンです。 もうひとつの特徴としてご紹介したいのは、体感温度を設定しておけば、ボタンひとつで最適な運転を実現する機能。室内外の気温と湿度・人の動きを見て、暖房・冷房・除湿などの運転モードと、室温・風量・風向など、全てを自動でコントロールしてくれるのです。さらに、カレンダー機能があるので、季節を考慮した体感温度制御が可能となり、一年中このボタンひとつで快適運転がスタート!なんとも便利なボタンですね。 ■無駄な運転を減らして「省エネ・最大65%」 人の周りだけ暖房することで最大45%の省エネ、活動量が多い人の周りの温度を下げることで最大20%の省エネ、カレンダー機能で衣類の厚い冬場の温度設定を低くすることで最大20%の省エネなど、これらの新機能「いるとこサーチ」と「快適ボタン」で、トータルで最大65%の省エネ効果が得られるそうです。 ★ガイドの感想★ リリース会場でこの説明を聞いたガイド、その賢さにビックリし、「夢のように賢いエアコンだぁ~」とホレボレしました。会場では、アイロンがけをする人とソファで本を読む人が居る空間で、デモ運転を実施。確かに2人の活動量の違いを感知していました。また、人の動きにあわせてルーバーが自動で動き、風が後追いしていく様子も実演。この風は、人が動いてから数分後に動くように設定されています。これは、直ぐに動くと風が直接身体にあたり不快感があること、人がある程度一定の場所に移動したことを見極めてから実行するためとのこと。しかし、若干反応が遅いかな?という感じもします。反応するまでの時間も、使い手が設定できるとベストですね。 【参考サイト】詳しい製品情報はコチラ! National・エアコンサイト 次は、人感センサーでは実績のある三菱電機の新製品です!>> 12次のページへ