小麦ゼロの米粉パンは「どっしり&しっとり」
今度は、SANYO独自の「米粉パン」のご報告です。小麦ゼロコースが登載された機種では、専用の米粉を使った「米粉パン」が焼けます。小麦アレルギーで、いままでパンを食べられなかった人もこれなら大丈夫。米粉というと、特殊な感じがしますが、簡単に焼けるので心配無用です。専用の材料を入れれば、後はすべて自動です。また、小麦パンに比べ、ねかしやガス抜の工程がないため、2時間と短時間で焼きあがります。焼き上がりは、小麦パンに比べると焼き色が淡く、表面が凸凹しているのが特徴。また、トップの膨らみも少なめで、四角い食パンができ上がります。
■食感の差は水分量
これは、小麦パンより米粉パンの方が水分量が多いから。小麦パンの水分量が35~38%に対し、米粉パンは42~45%。ちなみに、ご飯の水分量は60%です。このように、日本人は水分量の多い食べ物を食べてきたので、米粉パンは日本人の食感に馴染みやすいかと思います。まさに、和食に合うパンと言った感じです。また、唾液の分泌が少なくなる高齢者にとっても、食べやすいパンと言えると感じました。
■温度の影響を考慮して!
この米粉パン、2度・3度と試してみましたが、膨らみ方がマチマチでした。これは、水の温度・室温の影響のようです。もちろん小麦パンも、水温・室温の影響は受けるのですが、米粉パンの方がその影響が大きく感じられました。ちなみに、水温・室温が低いと膨らみが少なくなります。水温は投入時にきちんと測れば良いのですが、室温は見逃しがちなので要注意です。さらに、朝に焼きあがるよう、タイマーセットする場合は、冬は温度が極端に下がらず、夏は温度が上がってしまわない、温度が安定する場所ベーカリーを置くのがコツのようです。
最後は、日本人ならではの「お餅」です!>>