あれは、跳ね橋!
ひまわりに見とれつつ進んで行けばあっという間に「Le Pont Van Gogh」のうっかりすると見過ごしそうな看板が。道を左に曲がるとあれは、跳ね橋です!

ゴッホに描かれたオリジナルの橋は第二次大戦で焼けてしまい長く土台の石垣しか残っていませんでしたが、1962年にオリジナルの場所の近くと思われるあたりにレプリカが作られ、1987年にゴッホの描いた同じ場所であることが確認されています。

この写真は道路側から見たもの、少し絵とは違っていますね。実際にゴッホがイーゼルを立てたのは反対側の岸、荒れた空家の西側を水辺に下りた所あたりのようです。熱狂的なファンの多いゴッホゆかりの場所だけに、みやげ物屋でも並んでいるのかと思えばあるのは無気味な空家のみ。誰もいないところに時たま釣り人を乗せたボートがのんびりと橋の下を抜けて行く様がかえってゴッホの絵を思い起こさせてくれます。

パリ時代、ゴッホは印象派の画家達に出会いその作品群に接して強い衝撃を受けます。さらに日本の浮世絵を知り、見たことのない行ったことのない日本にあこがれ、南にある日本の光りと南仏の光りを重ね合わせました。そしてアルルに移り住み、出会ったのがひまわりの黄色、アルルの家々の壁を彩る黄色、キャフェの黄色、さらにゴッホの下宿の黄色だったそうです。彼の色彩はたしかにここ、アルルで花開いたんですね。

アルルでのゴッホお役立ち情報
□近辺のホテル

Jules Cesar
ローマ時代ゆかりのアルルらしくフランス読みのセザールはシーザーのこと。格式を誇るアルル一のクラシカルな4つ星ホテルには正統派のプロヴァンス料理を出すレストラン、Lou Marquesもあります。町の中心にありツーリストオフィスからもすぐ。

TEL:00 33 (0)4 90 52 52 52
FAX:00 33 (0)4 90 52 52 53

Nord Pinus
キャフェ・ゴーグのあるフォーラム広場の真正面。ピカソやコクトー御用達の有名ホテルは闘牛にゆかりの飾り付けでも有名。テラスではお茶で一息入れる観光客で大にぎわいです。

TEL:00 33 (0)4 90 93 44 44
FAX:00 33 (0)4 90 93 34 00

その他人気の観光地だけに周辺にはたくさんのホテルがありますが、シーズン中はいつもいっぱい。早めにツーリストオフィスで予約しておくことをおすすめします。

□近辺のレストラン

L'Olivier
アルルの郷土料理を噴水やどっしりとした石造りの屋敷でいただくならここ。

1 bis r. Reattu - Arles
TEL:00 33 (0)4 90 49 64 88
FAX:00 33 (0)4 90 93 85 42

その他Jules CesarやNord Pinusのダイニングもありますが一般的には観光地だけあって特にうならせるようなレストランややコストパフォーマンスの良いお店が無いのが残念。

□町の様子、宿泊、レストラン、行事など一般的な情報はアルル・カマルグ観光局の公式サイトへ

Tel:00 33 (0)4 90 18 41 20
Fax:00 33 (0)4 90 18 41 29
http://www.tourisme.ville-arles.fr/JP/index.html


地図
http://www.tourisme.ville-arles.fr/JP/plan/plan.htm

南仏のゴッホといえばもう一ヶ所、忘れてならない所があります。巨大な砂州、はるかな湿原、かやぶきの民家。次回、地中海沿いにひろがるカマルグでこのシリーズを結びたいと思います。

   ■炎の画家ゴッホ終焉の地(ゴッホその1)
   オーベール・シュール・オワーズ


   ■「星月夜」、糸杉と渦巻きの出現(ゴッホその2)
   サン・レミでのゴッホ

   ■カマルグを描くゴッホ(ゴッホその4)
   夏の地中海に躍る色彩

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