盗撮の陰に女あり?
女を盗撮するのは女? |
この少女は中学生だった当時、元塾講師の塾の教え子で、平成17年当時二人は交際中でした。男は「仕事がないので楽に儲けようと思った」と供述。少女は「彼氏の生活を助けたかった」と話していました。
同性だけしか入れないはずの「脱衣所」や「更衣室」。無線で画像を飛ばす盗撮カメラが設置されていたり、隠されたビデオカメラによって録画されていたりするなど、とくに浴室の脱衣所は女性が全裸になる場所ですから、盗撮される場所としてはもっとも狙われやすい場所です。
公共の場所であれば、清掃員や係の者などが随時、不審なものがないか確かめているはずですから、盗撮カメラを設置しようとしてもすぐに気づかれて撤去ざれてしまうでしょう。しかし、女性が盗撮カメラを隠し持っていたら? 無防備な女性たちは他人に見られたくない姿を写し撮られてしまいます。
そして、盗撮した女といえば、女に脱衣所や更衣室を盗撮させた画像をDVDにして販売するなどの目的を持った男が陰にいるはずであることは疑いようもありません。16歳の年齢差がある元塾講師と教え子が交際していたという男女関係が招いたこのケースも例外ではなかったのです。
当時16歳の高校生だった少女は、付き合っている彼氏から頼まれて断りきれなかったのでしょうか。ポーチに仕込んだビデオカメラで盗撮したときには、その映像がどう使われるか、写された少女たちが見知らぬ男たちに裸体を見られたと知ったときにどう思うか、考えてはいなかったのでしょう。
むしろ、周囲に内緒で盗撮していたときには、付き合っている男のため、という自分への言い訳のほうが優先して、罪悪感を感じなかった、もしくは罪悪感を感じないように男への自分の愛情だと自分に言い聞かせていたのかもしれません。
元塾講師は……次ページに続く。
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