安くて高品質~その驚くべき理由
フロントで記名をしたら自動チェックイン機へ向う |
領収書はビジネスマンにとってはお金と同じ。絶対なくなさいというところから部屋の情報を明記するツールとして利用したそう |
でも良く見ると、そこに“お部屋の番号”と“部屋へ入るための暗証番号”が明記されているんです。お客さんは、これに従い部屋へ向うという仕組み。鍵がないのでチェックアウトの手続きも不要で(好きなときにそのまま出発できる)、朝忙しいビジネスマンには大変好評だとか。
さてこの好評なシステムにより、ホテル側も大幅なコスト削減ができるということにお気づきですか? それは人件費。フロントが忙しいのは、チェックインとチェックアウトの時間が中心で、その時間にあわせて人を配置すると他の時間帯は人が余ってしまうことになります。
スーパーホテルのシステムなら、お客様も時間が節約でき、ホテルも少ない人数で運営ができる為、両者にとってメリットがあるんですよね。「IT化できるところはできるだけ機械にまかせる。その上で人にしかできないところで存分に能力を発揮してもらう」という創業者の山本会長の言葉が印象的でした。
快適な眠りにとことんこだわる |
別にレストランがなくても、夕食を食べるところなんて沢山あるし地元のお店で食事をしたいことだって旅の中では多々あります。”ない”といえばもう一つ。部屋に電話もありません。公衆電話がフロント近くにあるだけなのですが、昨今の携帯の普及を考えれば充分でしょう。
また細かいところですが、廊下などのカーペットにもひと工夫。スーパーホテルでは、正方形のパーツを組み合わせたカーペットを利用。汚れたらそこだけ低価格で直ぐに取替えができ、常に清潔にメンテナンスできるよう工夫がされています。他にも、企業理念にそって、無駄なところは削減し、こだわるところはこだわるメリハリのある運営がリーズナブルで満足度の高いホテルの秘訣でしょう。
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