とある和室のケース
かくいう私の子どもの頃住んでいた家の居間(和室)も、へんな設えでした。
畳の上に、やまぶき色のジュウタンが!
でも壁は、砂壁(ぼろぼろ落ちてくる…)。
ピアノが置いてあったこともあり、また住まいの中に板間の洋室がなかったため、方向性として「洋室化」が意識されていたことは間違いありませんが、子ども心に「変だ…」と感じていました。
賃貸だったので子どもが畳を傷めないように、と考えての対策もあったよう。でも結局畳はジュウタンの下でジメジメ・半ば腐ってしまい、引越しの際には総取替えすることに。ダニも多分、たくさん居たことでしょう。
和室のデメリット
そこで「和室」のデメリットって何か、少し考えてみました。
・畳の掃除がしづらい
掃除機があればなんのその、と思わないではありませんが、実は掃除機を引きずるときに結構毛羽立ってしまい、主婦としてはいらいらしがちです。高ほうきに、茶殻をまいて……とは言ってもなかなか…。子どもやペットが粗相をしたときにもやりづらいと思います。
・洋風の家具・カーテンが合わない
確かに、「ソファ」「ベッド」「ダイニングテーブル」などは合わせ辛いし、椅子を引きずる際に畳が毛羽立ってボロボロになってしまいそうです(その点を言えば、「学習机」も置きづらいかも)。
また、カーテンを吊るしたくても、いまひとつチグハグさは拭えません。
・ふすまや障子のメンテナンスが面倒
「アイロンふすま紙」とか「かんたん障子紙」とかいうものがホームセンターで売られている昨今ですが、かんたんと言われてもやっぱ面倒…。それにカーテンが汚れている、のと障子が破れている! のとでは見た目の情けなさでは破れ障子のほうが軍配上がりそうです。
・家具を置いているとどこか狭苦しい印象が
畳というものはひとめで「これが1畳」と見えてしまう。ゆえに、家具が置かれていると「ああこのスペースしか残っていないのだな」とダイレクトに伝わってしまう。心理的に「ああこの4畳半は実質2畳半!」と思いながら暮らすのと、あいまいに「いくらか残ってる…」ぐらいに感じつつ暮らすのとでは差が出るかも。
などなど、いろいろ挙げられてしまいます。しかし…?