ブーケがそのままアートになる「プレストフラワー」
ブーケにもっとも多く使われるバラやカーネーションを中心にレッスンをおこないます |
作品のイメージももちろんですが、私たちの知っている“押し花”と異なる最大のポイントは、そのつくり方でしょう。驚くべきことに、すべての花を「花びら」「つぼみ」「葉」「茎」というように、解体するところからはじまります。 花びらの数が圧倒的に多いカーネーションやガーベラもすべてバラバラにして、一枚一枚、丁寧にプレストしていくという、驚愕の緻密さ! つまり、ひとつのブーケから何千枚という膨大な量の花びらや葉の“押し花”ができあがるわけです。そして、ブーケに使われていたすべての花びらのプレストが終わった時点で、改めてブーケと同じデザインになるようにつくり上げていく作業に入ります。
お花に囲まれて仕事をしたい人、必見!
レッスンでつくった作品は、色合いが美しいフレームに入れてお持ち帰りができます |
このように、ひとつひとつ心のこもったプレストフラワーですが、実際に作品づくりをするには、アトリエに併設されたスクールで全12回のレッスンを受ける必要があります。受講期間の目安は約4ヵ月。レッスンでは、お花の基礎知識にはじまりデザインワークのすべてを学ぶことができます。しかも、レッスンが修了してプレストフラワーアートワーク協会が発行するディプロマを取得した後は、独立開業が可能です。特筆すべきは、「いきなり独立は無理…」という人でも、こちらのアトリエでデザイナーとして働くことができること。つまり、いずれにしても「プレストフラワーを仕事にできる」というわけなんです!