ワインを飲みながら、婚活できるって本当？(2ページ目)

気になるテーマがめじろ押しのレッスン

グラスに注がれたワインはどれも一流品！こんなに飲んでいいの？とうれしい悲鳴です

今回おじゃました「プティ・ソムリエ講座」は、少人数制でアットホームなレッスン。「ソムリエ資格試験講座」は飲食店に関係したお仕事に就いている人が多く“受験勉強”のムード満点ですが、「プティ・ソムリエ講座」は雰囲気が少し変わって、あくまでもワインを楽しむことを目的としているようです。たとえば、カリキュラムも「ボルドー地方にもあるおいしい白ワイン（赤だけではなかった！）」や「レストランでのワイン選び」など、思わず「それ、知りたい！」と興味をそそられるテーマがズラリ。レストランで厚いワインリストを手渡されても、もう、怖じ気づいたりイヤな汗をかいたりする必要はありません！

しかも、最終回のレッスンでは都内の有名なフレンチレストランに行って、実際においしいお食事を楽しみながらワインとのマリアージュ体験ができちゃうとのこと。“楽しみながら学ぶ”とは、まさにこのことだったんですね。そして、男女共学の学校のように、一緒に楽しく学んで食べたり飲んだりすればクラスメイトと仲良くなって当然。あんなことやこんなことに酔ってしまいそうな予感にドキドキします。

日本のトップのソムリエからワインを習える！

日本のトップのソムリエ本人に教えてもらえる本物のレッスンです

「人間もワインも同じ、見た目だけではわかりません。自分の五感でよく味わってみることが大切です」と、味わい深い発言の主は今回のレッスンの講師でもあり、「レコール・デュ・ヴァン」東京校の校長でもある剣持春夫先生です。剣持先生は、社団法人日本ソムリエ協会の最高技術顧問を務める日本屈指のソムリエ。…と聞けば、本当は泣く子もだまる肩書きのすごさなのに、気取らずに大らかに生徒に接してくれる素敵な大人の男性です。

「1800年代といえばやっと明治維新のころでしょう？ 日本はまだチョンマゲを結った人たちもいてワラワラやっていた時期に、フランスではワインの格付けなんかを優雅にやっていたわけなんですね（笑）」とか「右岸でボルドーに合わせて出される“マトロート”と呼ばれるヤツメウナギの赤ワイン煮込みはおいしくてねー」などという親しみやすい語り口の講義を聞いていると、「ワインを知るのって、海外旅行に行くのと同じくらい楽しいことなんだな」と思わずにはいられません。

徐々に夢見心地になっていくのは、日本のトップのソムリエが課題に沿って選んだ5種類ものワインを気持ちよ～く味わっているからでしょうか。