レンズの大きさはあまりにも違いすぎる
もうひとつの大きな違いは、レンズである。以前のガイド記事で筆者はデジタルカメラの画質というものは、大きく3つの要素から成り立っていると書いた。
すなわち、『撮像素子』、『画像エンジン』、『レンズ』だ。
撮像素子、画像エンジンが優れていてもレンズ、つまり光学系が優れていなければ綺麗な画像は生まれない。
特に解像感にとってレンズは重要な存在だ。
基本的にいいレンズというものは、大きく、重く、そして高価なものとなる。
たとえば一眼レフ用の交換レンズを見てみよう。
キヤノンの単焦点50mmのレンズにはF1.2、F1.4、F1.8と3種類が用意されている。Fのあとの数字はレンズの明るさで、小さければ小さいほどよいレンズとなる。
それぞれの最大径、重量、価格を見ていただきたい。
レンズ種類 | 最大径 | 重量 | 価格 |
F1.2 | 85.8mm | 590g | 185,000円 |
F1.4 | 73.8mm | 290g | 55,000円 |
F1.8 | 68.2mm | 130g | 12,000円 |
基本的によいレンズは大きくなる。逆に小さいレンズは必然として光学的に不利になるというわけだ。
▲SH-01Aのレンズ部分。かなり小さい。 |