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メモリーカードの価格下落はどこまで続くの(2ページ目)

前回、メモリーカードの暴落をレポートしたが、今回はそれをも上回るペースでのまさに大暴落。ここまで落ちたのなら、これまでとは違った使い方を提唱できるのではないだろうか?

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

これからのメモリーカード価格動向は?

これからも基本的にメモリーカードの価格は下落の方向に行くことは間違いない。
今回の価格下落の原因は、NANDフラッシュの市場規模縮小にある。isuppliのデータ(英語)によるとSDカードに使われているNANDフラッシュの市場規模が縮小している。
にもかかわらず、ビット数(要するに容量)では圧倒的に増えているのだ。つまり、容量は増えながらも価格が下落しているということだ。
これでは1年で価格が1/4になっても不思議はないというものだ。

なお、先ほどのデータでは市場規模が縮小しているにもかかわらず、東芝のシェアと販売金額が上昇している。これは東芝が持っている多値化という技術が他社を圧倒しているためだ。
多値化とは非常に簡単にいえば、メモリーの容量を2倍にするという技術のことである。この技術で作られたフラッシュメモリが東芝の場合、95%までに達している。競合他社は50%ていど。
東芝はさらに容量を3倍にする技術も持っており、こちらは今年中に量産化予定となっている。このあたりの詳しい話はこちらのページを参考にしていただきたい。

今年はNANDフラッシュを製造する設備をDRAMに振り分ける企業が少なからず出てくるであろうため、NANDフラッシュの価格下落に多少はストップがかかるかもしれない。
それでも基本的な方向は下落に向かうことは間違いないだろう。
日本国内で円安が極端に進めばまた話は別だが。

さて、最後にこれまでとは異なったメモリーカードの使い方を提唱してみたい
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