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メモリーカードが消えていく法則とは? 去り行くスマートメディアの挽歌

つい先日、スマートメディアが製造中止になるという報道があった。この報道は正確ではなかったが、終息していくことは間違いないだろう。メモリーカードが消えていく法則はあるのだろうか?

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

スマートメディアの最期?

今月はじめに一部マスコミにおいて、東芝がスマートメディア(用語解説)の製造から撤退するという報道がなされた。
実際にはメモリーカードとしての一般向けスマートメディアの製造はフェードアウトしていくだろうということなのだが、現在ではスマートメディアを採用しているデジタルカメラも新製品としては存在していないため、早晩こうなるであろうことは見えていた。

かつては主流のメモリーカードであったスマートメディアだが……。
スマートメディアは、かつてはコンパクトフラッシュと二強を構成していた。
しかし、最大容量が128MBであることや、256MB以上のものを製造した場合にはほとんどの(スマートメディアを採用していた以前の)デジタルカメラでは使えない可能性が高かったために、現在では新規に採用しているデジタルカメラは存在していない。

筆者が把握するかぎり、国内メーカーが発売したデジタルカメラでスマートメディアが使えるものは2002年11月発売のC-5050Zoom(製品情報)が最後だ。
このデジカメもトリプルメディアということでスマートメディア以外にも、コンパクトフラッシュ、xDピクチャーカードが使えた。
実質的にはスマートメディアユーザーへの救済策であるということを考慮すると2002年の前半に出た機種が最後であったと考えていいだろう。

このことから、デジタルカメラなどに採用されなくなったメモリーカードの寿命が見えてくる
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