ハワイの食文化に根付いたショーユ
全米で唯一のショーユ・ブランド「アロハ・ショーユ」
ハワイは日本食レストランもたくさんあるし、食材も手に入るので、とても暮らしやすい外国のひとつ。しかも、日本からの移民が持ち込んできた文化が脈々と伝わって、日本食の慣習がハワイの社会や家庭に根深く残っているのです。

その証拠のひとつが、醤油。ハワイでは全米で唯一、アロハ・ショーユという会社が自社生産を行っています。スーパーには、キッコーマンもヤマサも、多彩な種類が置いてあり、どれほどロコの味覚に必要とされているのかが分かります。ハワイの醤油文化について、見てみましょう。

ソイ・ソースではなく、「ショーユ」がハワイ風

日本の伝統の調味料、醤油は、アメリカでもSoy Sauce(ソイ・ソース)として誰もが知る存在。ただしハワイではSoy Sauceではなく、「ショーユ」と日本語そのままで呼ばれています。

ハワイの醤油文化は近年アメリカに輸入されたものではなく、正真正銘の地元文化なのです。日本の有名醤油メーカーは大々的な海外進出を果たし、現地製造工場を構えて醤油製造を行っていますが、アメリカ生まれの醤油会社が存在するのは、全米で唯一、ハワイだけ。それがハワイの家庭の味としてすっかりお馴染みの「アロハ醤油」です。

ハワイの食文化に根付いたショーユ
ハワイの食卓やレストランには絶対に欠かせない調味料、醤油。
アロハ醤油は、1946年に5人の日系人によって創業。独特の甘みとまろやかさがあり、日本の醤油とはちょっと違う風味なのですが、比べる必要などないことは、ハワイの人々が一番良く知っています。刺身や寿司を食べる時には、日本のメーカーの醤油を使い、ローカル・フードの「あの味」にはアロハ醤油を使う、というのも、舌の肥えたグルメなロコのスタイル。

アロハ醤油は西海岸を中心に米本土にも出荷されている他、オンライン・ショッピング時代の昨今、全米各地からもオーダーが入るそうです。ハワイ出身者や、ハワイ生活経験者は「ふるさとの味」を再現するには、アロハ醤油がないとどうしようもないとわかっているからなのでしょう。

⇒ ロコの生活には不可欠のショーユ。どんな風に使われているのか、次ページで解説。