1ポンド = 453.6g(グラム) = 0.454kg(キログラム) = 16オンス
スーパーの野菜やフルーツは、基本「ポンド」の量り売りです
アメリカでメートル、キログラムは通じない?
交通標識もマイル表示
身体にしみついたものだけに、頭で覚えようとしても、アメリカの単位はなかなか身に付かないもの。しばらくは買い物の際などは、換算表を持ち歩くと良いかもしれません。今回は第1弾として、最も良く使われる重さの単位についてお話ししましょう。
重さの単位は万能選手のポンドを知れば良し
ホールフーズ・マーケットの石鹸量り売りのコーナーには、オンス、ポンドの説明書きも
1オンスは約28.35グラムで、1ポンドは約453.6グラム。計算すると分かりますが、「16オンスが1ポンド」となっていて10進法ではないところが余計、感覚的にわかりにくいですね。オンスは、とても小さな単位なので、たとえば郵便を送るときの重量基準に使われていたりします。小文字で「oz」と書いて、オンスと読みます。
ポンドは、とても大ざっぱに2分の1キロ(500グラム)と覚えてしまっても、まあ生活に大きな支障が出ることはないでしょう。ポンドの略号はラテン語から来た「lb」。2ポンド以上は、複数のsがついて「lbs」と表示されます。正確には「パウンド」という発音が近いので、覚えておきましょう。
※1ポンド = 453.6グラム = 0.454キログラム
アメリカではポンドの単位で体重を記入する
空港でスーツケースの重さを量るはかりは、ポンドとキロの表示を切り替えできる
例:体重70キロの方の場合
70キロ ÷ 0.454 = 154.2ポンド
0.1ポンドは、わずか45グラムですので、通常は無視して154ポンドと言えば大丈夫です。正確なのが好き、と言う方は、四捨五入。ポンドにするとちょっと数値が増えてしまうので、あまり良い気分はしないかもしれませんね(笑)。
スーパーの値段表示は/lb=ポンドでいくらというものも
パイナップルやバナナの値札も「/lb」単位の値段
ローカルフードのポキは対面の量り売り。大・中・小の見本の容器が置いてあるので、「このサイズに半分」といった注文でもOK
肉売場でも、パックした肉の値段はすべてポンド当たりいくら、という価格がベースとなっています。
ただ、あまり難しく考えてしまうよりも、大まかにクォーター・パウンドで100グラムちょっとと覚え、常に値段を4分の1にして日本価格と比較していれば、その内、感覚的にポンドあたりいくらという表記でもわかるようになってきます。
この他、長さ、面積、体積、容積を表す単位も違うし、毎日気にする気温の表記も違うというアメリカ。これから少しずつご紹介してまいりますが、今すぐ知りたい、計算しなければ、という時には、下記のような単位換算が瞬間でできるウエブサイトが便利です。役に立ちますので、ぜひブックマークに入れておきましょう。
<関連サイト>
「ユニット・マーケット」