物々交換サービスの問題点と将来
ユーザー同士が安心して取引できるシステム作りが重要です。 |
これはネットに限ったことではありませんが、ユーザーはできるだけ面倒なく利益を得られるものを好みます。勿論、オークションの普及によって一般のユーザーが物を発送するという垣根も低くなってはいますが、まだ認知度が低い物々交換サービスにおいては、この発送という作業をいかに簡単にできるようにするかが重要になってくるでしょう。
またユーザー同士で物を流通させるということでの信頼感の植え付けという問題も存在します。オークションでさえ今でも詐欺事件などのニュースが飛び交う現状ですから、参加したユーザーが安心して利用できるシステム作りもやはり普及において重要です。
発送の手間の軽減と安心して利用できる仕組み作り。この2つがユーザーにしっかりと認知されるようになれば、今後、物々交換サービスはオークションにも匹敵するサービスへと発展していきそうです。
・日本の代表的な物々交換サービス
利用者数5万人を超える物々交換サービス「Yahoo!なんでも交換」 |
Yahoo!が運営する利用登録者が5万人を超える日本最大の物々交換サービス。
「あげます」、「ください」、「お知らせします」、「探しています」の4つのカテゴリに分けたサービスで物品の交換に限らず、情報、メンバーの募集、イベントの告知などをすることも可能です。
日本初の音楽CD専門交換サービス「diglog」トップページ |
ムニンワークスが運営する日本初の音楽CD専門交換サービス。
メッセージ送信機能もあり、単にCDを交換するというだけでなく、音楽を通じたコミュニケーションを図ることも可能。現在、CD交換サービスとしては、他にpopmeeting、beatrade、himalayaなどがあります。
古本・中古本・中古書籍の物々交換サービス「Bibuly」トップページ |
アンノウンが運営する書籍専門の物々交換サービス。
今月18日よりα版からβ版へと移行し、広くメンバー募集を開始。現在は書籍のみのサービスだが、今後はCD、DVD、ゲームなどのジャンルにも対応していく予定となっています。